監修:葬祭ディレクター1級 牧 和彦
筑紫野市の火葬場「筑慈苑」完全ガイド|料金・予約・アクセス【地元版】
筑紫野市大字山家にある筑慈苑(ちくじえん)は、筑紫野市・春日市・大野城市・太宰府市・朝倉郡筑前町の5市町が共同運営する公営火葬場です。筑紫野市はその所在地であり、筑慈苑の「地元」にあたります。
この記事は、筑紫野市民の目線で、筑慈苑の料金・利用条件・アクセス・当日の流れを解説します。葬儀全体の流れは筑紫野市の葬儀ガイド、葬斎施設で式まで行う方法は筑慈苑の葬斎施設で葬儀を行うガイドをご覧ください。
【火葬・式場の手配もまとめてご相談】
筑慈苑の予約から式場の手配まで、地域の実務に精通したスタッフがワンストップで代行します。
▶ 筑紫野市の葬儀・家族葬|メモリード / 24時間365日:092-513-0274
筑慈苑の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県筑紫野市大字山家3745番地1 |
| 電話番号 | 092-926-1892 |
| 運営 | 筑慈苑施設組合(筑紫野市・春日市・大野城市・太宰府市・筑前町) |
| 施設 | 火葬炉・待合室(和室/洋室)・霊安室・葬斎施設(式場1室) |
| 柩受入時間 | 午前9時30分〜午後4時 |
| 休業日 | 1月1日、春季・秋季各1日(施設点検) |
筑紫野市は筑慈苑施設組合の構成市であり、市の環境課(筑紫野市石崎1-1-1/092-923-1111)が関連窓口となっています。火葬炉だけでなく、待合室・霊安室・葬斎施設を備えた総合的な施設です。
料金表——管内25,000円・管外67,000円
筑慈苑の料金体系は「管内利用」と「管外利用」に分かれます。公表されている使用料は次のとおりです(大野城市公式・2024年10月時点の公表値)。
| 種別 | 区分 | 単位 | 管内利用 | 管外利用 |
|---|---|---|---|---|
| 火葬施設 | 10歳以上 | 1体 | 25,000円 | 67,000円 |
| 火葬施設 | 10歳未満 | 1体 | 15,000円 | 40,000円 |
| 火葬施設 | その他(胎児等) | 1件 | 8,000円 | 20,000円 |
| 火葬施設 | 改葬 | 1棺 | 20,000円 | 62,000円 |
| 待合室 | 和室(40人程度) | 1室1回 | 2,080円 | 3,350円 |
| 待合室 | 洋室(20人程度) | 1室1回 | 1,560円 | 1,680円 |
| 葬斎施設 | 通夜 | 1夜 | 26,180円 | 88,170円 |
| 葬斎施設 | 葬儀 | 1回 | 15,700円 | 57,620円 |
| 葬斎施設 | 法要等 | 1回 | 2,080円 | 4,460円 |
| 霊安室 | 24時間ごと | 1体 | 2,080円 | 6,290円 |
火葬料(10歳以上)だけで、管内と管外では42,000円の差があります。
管内利用の条件——筑紫野市民は原則25,000円
管内利用とは、死亡者の住所(住民基本台帳)が構成5市町(筑紫野市・春日市・大野城市・太宰府市・筑前町)にある場合を指します。筑紫野市に住民票がある方が亡くなった場合は管内利用となり、10歳以上の火葬料は25,000円です。
管外利用は、管内利用以外で次のいずれかに該当する場合です。第一に、死亡者の本籍地または死亡地が構成市町である場合。第二に、死亡者の住民基本台帳登録が構成市町以外の人で、その火葬または葬儀等を主催する人が構成市町の住民である場合です。
つまり、他市にお住まいだったご親族でも、筑紫野市民である喪主が主催すれば筑慈苑を利用できます(管外料金)。注意したいのは、筑紫野市に長く暮らしていても、介護施設への入所などで住民票を他市へ移していれば管外扱いになりうるという点です。故人の住民票の所在は、早い段階で確認しておきましょう。
アクセス——筑紫野市民に最も近い火葬場
筑慈苑へのアクセスは、公式に次のように案内されています。
電車の場合、西鉄筑紫駅からタクシーで約10分、JR鹿児島本線原田駅からタクシーで約15分。自動車の場合、筑紫野インターチェンジから8.7km・車で約25分、太宰府インターチェンジから13.8km・車で約30分、筑後小郡インターチェンジから10.8km・車で約22分です。
春日市や大野城市からは相応の移動時間を要しますが、筑紫野市内、特に筑紫・原田エリアからは最も近く、4市の中で移動負担が最小です。柩の受入時間(午後4時まで)から逆算する際も、筑紫野市内の会場からであれば時間の余裕を持てます。この地の利は、告別式の時間設定の自由度、車両費の抑制、高齢の参列者への負担軽減という形で効いてきます。
利用時間と休業日
筑慈苑には明確な時間の区切りがあります。
火葬の柩(ひつぎ)受入時間は、午前9時30分から午後4時までです。この時刻までに到着している必要があります。
葬斎施設の利用時間は、通夜(1夜)が午後3時から翌日の午前9時まで、葬儀(1回)が午前9時から午後2時まで、法要等(1回)が午後2時から午後5時までです。霊安室の受付時間は午前8時30分から午後5時30分で、利用は24時間の範囲内で許可を受けた時刻までとなります。
休業日は、1月1日のほか、施設点検のため春季・秋季に各1日設けられています。休業日には火葬業務が行われないため、日程調整が必要になることがあります。
待合室・霊安室の使い方
火葬の待ち時間は1時間以上に及ぶこともあります。筑慈苑には和室(40人程度収容・1室1回2,080円)と洋室(20人程度収容・1室1回1,560円)の待合室があり、人数に応じて選べます(いずれも管内料金)。
また、霊安室は24時間ごと2,080円(管内)で利用できます。法律上、死亡後24時間は火葬できないため、安置場所が必要です。自宅安置が難しい場合、葬儀社の安置施設に加え、筑慈苑の霊安室という選択肢があることを知っておくと、状況に応じた判断ができます。
予約の取り方と当日の流れ
筑慈苑の火葬予約は、通常、葬儀社を通じて行います。葬儀社が手続きを代行するため、ご遺族が直接やり取りする必要は基本的にありません。
必要書類は、死亡届を提出後に交付される火葬許可証です。これがないと火葬ができません。火葬当日は、予約した時間に筑慈苑へ到着して受付を行い、故人を火葬炉へ送ります。火葬中はご遺族が待合室で過ごし、終了後に収骨室で骨上げを行います。
なお、火葬証明書や使用料納付証明書が後から必要になった場合は、筑慈苑で交付を受けられます(1通300円)。改葬(お墓の引っ越しに伴う火葬)にも対応しており、管内20,000円・管外62,000円です。
棺に納められないものに注意
火葬では、棺に納める副葬品に制限があります。焼骨の損傷や有害ガスの発生、火葬炉の故障を防ぐためです。
一般に、プラスチック製品・化学繊維製品・革製品、ガラスや貴金属、メガネ、燃えにくい厚い書籍や寝具、大量の生花や果物、金属製品、スプレーやライター・電池などの危険物は納められません。ペースメーカーなど体内に残っている医療機器がある場合は、予約時に申し出が必要です。筑慈苑では副葬品についての案内が示されています。何を納めてよいか迷う場合は、事前に葬儀社や施設に確認しましょう。
費用は火葬料だけではない
筑慈苑の使用料は葬儀費用の一部にすぎません。総額は、葬儀社のプラン費用、飲食・返礼、お布施、そして筑慈苑の使用料を合わせたものになります。
また、葬儀後には給付金を申請できます。故人が筑紫野市の国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入していた場合は葬祭費が支給され、後期高齢者医療制度では福岡県内一律で3万円です。申請方法は筑紫野市の葬儀後の手続き・葬祭費ガイド、費用の全体像は筑紫野市の葬儀費用相場で解説しています。
筑紫野市内の会場との組み合わせ方
筑紫野市民の葬儀では、会場と筑慈苑の組み合わせが2通り考えられます。
ひとつは、市内のメモリードホール筑紫野美しが丘で通夜・告別式を行い、筑慈苑で火葬する形です。設備の整ったホールで落ち着いて式を行いつつ、火葬場が近いため移動もスムーズです。もうひとつは、筑慈苑の葬斎施設で式から火葬まで完結する形です。移動が一切なく、費用も抑えられますが、1室のみのため予約の確保が前提になります。
どちらが合うかは、参列人数・予算・日程の柔軟性によって変わります。両方の選択肢を扱える葬儀社に相談すれば、空き状況を踏まえた現実的な提案を受けられます。会場の比較は筑紫野市の葬儀場・ホールの選び方をご覧ください。
直葬(火葬式)を筑慈苑で行う場合
宗教儀礼を行わない直葬を選ぶ場合、筑慈苑での火葬が中心になります。直葬でも、火葬までの間はどこかにご遺体を安置しなければなりません。筑慈苑の霊安室(24時間ごと2,080円・管内)は、自宅安置が難しい場合の選択肢のひとつです。
直葬でも、火葬前にごく近親者で最後のお別れの時間を持つことはできます。希望すれば短い読経をお願いすることも可能です。菩提寺がある場合は、後の納骨に影響することがあるため、事前の相談をおすすめします。直葬・一日葬の詳細は筑紫野市の直葬・一日葬をご覧ください。
よくある質問
「筑紫野市民の火葬料はいくらですか」という質問には、故人の住民票が筑紫野市(を含む構成5市町)にあれば管内利用となり、10歳以上で25,000円とお答えしています。「筑慈苑はどこにありますか」という質問には、筑紫野市大字山家3745番地1で、西鉄筑紫駅からタクシー約10分、JR原田駅から約15分とお答えしています。「何時までに到着すればよいですか」という質問には、柩の受入は午後4時までとお答えしています。市内の会場からであれば移動時間の余裕を持てます。「筑慈苑で通夜や葬儀もできますか」という質問には、葬斎施設が併設されており可能だが、1室のみで予約の確認が必要とお答えしています。
「地元」だからこそ知っておきたい混雑事情
筑慈苑は筑紫野市にありますが、利用するのは5市町の住民です。春日市・大野城市・太宰府市・筑前町からの利用も集まるため、地元だからといって常に希望日に予約が取れるわけではありません。特に友引明けや年始、休業日(春季・秋季の点検日)の前後は混み合う傾向があります。
日程に制約がある場合は、早めに葬儀社へ相談し、火葬の予約状況を踏まえて通夜・告別式の日程を組むのが確実です。安置が延びる場合の費用(ドライアイス代など)も、見積もりの段階で確認しておきましょう。
この記事のまとめ
筑慈苑は、筑紫野市に所在する5市町共同運営の火葬場で、筑紫野市民にとって最も身近な火葬施設です。管内25,000円という低廉な料金、柩受入は午後4時まで、休業日は1月1日と春秋各1日。市内からのアクセスの良さは、当日の段取りに大きな余裕をもたらします。
筑慈苑の予約、式場の確保、当日の段取りまでまとめて任せたい方は、地域の事情に精通したメモリードへご相談ください。
火葬・式場の手配もまとめてご相談
予約から当日の段取りまでワンストップで代行。お見積もりは無料です。
▶ 筑紫野市の葬儀・家族葬|メモリード / 092-513-0274
※筑慈苑の使用料・利用時間・休業日は変更される場合があります。最新情報は筑慈苑施設組合(092-926-1892)または筑紫野市の公式情報をご確認ください。本記事の料金は公表値(2024年10月時点)に基づきます。
筑紫野エリアの葬儀事例
福岡エリアの施設一覧
詳細はこちら >