監修:葬祭ディレクター1級 江越 富士男
もみじ谷葬斎場ガイド|料金・受入時間・予約と当日の流れ【長崎市営】
長崎市の火葬は、市営の「長崎市もみじ谷葬斎場」(淵町26番6号)で行うのが基本です。市内在住の方であれば7,800円という低廉な使用料で利用できる、長崎市の葬儀を支える施設です。
この記事は、長崎市で火葬を行う方に向けて、料金・受入時間・予約・当日の流れ・施設の実情を、長崎市の公式情報にもとづいて解説します。葬儀全体の流れは長崎市の葬儀ガイドをご覧ください。
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もみじ谷葬斎場の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 〒852-8012 長崎市淵町26番6号 |
| 電話番号 | 095-861-0298 |
| 休場日 | 1月1日 |
| 火葬の受入時間 | 9時30分〜16時50分(10分毎に受入) |
| 駐車場 | 無料・普通車95台(うち身障者用2台)・バス4台・マイクロバス2台 |
長崎市の条例により、火葬場として淵町26番6号に設けられている公営施設です。休場日は1月1日のみという運用で、年間を通じて利用しやすい体制になっています。
火葬場使用料——市内7,800円・市外39,000円
もみじ谷葬斎場の使用料は、死亡者等の住所が市内か市外かで大きく変わります。長崎市が公表している使用料は次のとおりです。
| 種別 | 区分 | 単位 | 市内 | 市外 |
|---|---|---|---|---|
| 遺体 | 12歳以上 | 1体 | 7,800円 | 39,000円 |
| 遺体 | 12歳未満 | 1体 | 5,200円 | 26,000円 |
| 死産児 | 1体 | 2,600円 | 13,000円 | |
| 埋葬遺骨 | 1体 | 2,600円 | 13,000円 | |
| 肢体等 | 1体 | 2,600円 | 13,000円 | |
| 産汚物 | 1個 | 2,600円 | 13,000円 |
12歳以上の火葬で、市内7,800円に対し市外は39,000円。5倍の差があります。故人の住所がどこにあるかは、費用に直結する最初の確認事項です。
長与町・時津町は「市内」に含まれる
長崎市の公式案内で明記されている重要な点があります。長与町・時津町については、使用料の区分上「市内」に含むという扱いです。
つまり、長与町・時津町にお住まいだった方が亡くなった場合も、もみじ谷葬斎場を市内料金7,800円で利用できます。長崎市に隣接するこの2町は、生活圏としても長崎市と一体であり、火葬の面でも同様に扱われているわけです。
メモリードは、長与町にメモリード北部典礼会館(高田郷1789-5/2室・最大150名・駐車100台)、時津町にメモリードホール時津(浦郷443-5/1室・〜40名)を運営しています。この2町の方も、市内料金でのもみじ谷葬斎場の利用と、地元の斎場での式を組み合わせてご相談いただけます。
受入は「9時30分〜16時50分の10分毎」——予約時間の厳守を
もみじ谷葬斎場の運用で、実務上もっとも重要なのが受入時間です。
ご遺体の火葬は、9時30分から16時50分の間で10分毎に受け入れられます。10分刻みという細かい枠で運用されているため、予約時間の厳守が求められます。長崎市は「他のご葬家のご迷惑となりますので、予約時間の厳守をお願いします」と案内しており、予約時間を過ぎて来場した場合、次の時間帯の方の受入れを先に行う場合があると明記しています。
これは、告別式の進行を組むうえで見過ごせない条件です。焼香に時間がかかる、出棺が遅れる、坂道で渋滞に巻き込まれる——こうした要因で到着が遅れると、順番が後回しになる可能性があります。だからこそ、告別式の開始時刻から出棺・移動・到着までを余裕をもって逆算する設計が必要です。この動線設計は坂の街・長崎の葬儀導線ガイドでも詳しく扱っています。
なお、予約は葬祭事業者が行います。ご遺族が直接やり取りする必要は基本的にありません。
再火葬・死産児などは「9時30分〜11時00分」+事前予約
通常の火葬とは別枠の運用もあります。埋葬遺骨の再火葬、死産児、肢体等、産汚物については、9時30分から11時00分の間で受入となります。
この場合、希望の受入日の1か月前から前日までの間に、もみじ谷葬斎場(095-861-0298)へ電話で予約する必要があります。お墓の引っ越し(改葬)に伴う再火葬などが該当します。通常の火葬とは受付方法・時間帯が異なるため、該当する場合は早めに葬儀社へ相談してください。
駐車場95台——それでも「乗り合わせ」が推奨される理由
駐車場は無料で、普通車95台(うち身障者用2台)、バス4台、マイクロバス2台分のスペースがあります。施設敷地内と施設上段の駐車場を利用できます。
台数としては十分に見えますが、長崎市は「駐車スペースに限りがありますので、できるだけ乗り合わせてのご来場にご協力をお願いします」と案内しています。同時間帯に複数のご葬家が利用するため、参列者が多い葬儀では枠が埋まることがあるためです。
参列者の多い一般葬では、マイクロバスの手配や親族の乗り合わせを前提に計画するのが実際的です。バス・マイクロバス用のスペースが確保されているため、送迎車両での来場は合理的な選択といえます。
施設で知っておきたい実務ポイント
もみじ谷葬斎場を利用するうえで、事前に知っておくと当日慌てない点がいくつかあります。
待合室での食事は可能ですが、弁当・仕出し料理などはご葬家または葬祭事業者の責任で手配する必要があります。ごみは係員の指示に従って分別し、所定のごみ置場へ捨てるルールです。
場内に売店はありません。飲料の自動販売機はありますが、アルコール飲料の販売はありません。火葬の待ち時間に軽食や飲み物が必要な場合は、事前に手配しておく必要があります。この点は葬儀社が段取りするのが通例です。
ペットを連れての入館・敷地内の散歩はご遠慮とされています(盲導犬・介助犬・聴導犬は入館可)。また、他のご葬家も利用するため、ロビー等では静かに過ごすよう案内されています。
残骨灰の取扱いと「全部拾骨」の希望
長崎市は、残骨灰(拾骨後に骨壺に納めきれなかった骨や灰)の取扱い方針を公表しています。
「お骨」については供養地へ埋蔵・供養するなど丁重に取り扱い、残骨灰に含まれる有価物(歯科治療で用いられた金・銀・パラジウム等)については、もみじ谷葬斎場の利用環境向上のための財源として活用する、という方針です。
ここで実務上知っておきたいのが、すべてのお骨の拾骨を希望する場合は、大きな骨壺を準備する必要がある場合があるという点です。長崎市は「予め葬祭事業者などへお申し出ください」と案内しています。全部拾骨をご希望の場合は、打ち合わせの段階で葬儀社に伝えておきましょう。
法律上の「24時間ルール」と安置
法律上、死亡後24時間は火葬できません。また、友引の日を避ける慣習や予約状況によっては、火葬まで数日待つこともあります。休場日が1月1日のみとはいえ、希望の時間枠が埋まっていることもあります。
その間の安置場所として、ご自宅と葬儀社の安置施設という選択肢があります。メモリードの各斎場には安置環境が整っており、面会しながら火葬の日を待つことができます。安置日数はドライアイス代などの費用にも関わるため、見積もりの際に確認しておきましょう。
予約から当日までの流れ
火葬の予約は、前述のとおり葬祭事業者が行います。葬儀社が空き枠を確認し、通夜・告別式の日程と一体で調整するのが通常です。
必要書類は、死亡届を提出後に交付される火葬許可証です。これがないと火葬ができません。当日は、告別式を終えて出棺し、もみじ谷葬斎場へ移動。予約した10分枠に合わせて到着し、受付の後、火葬炉の前で最後のお別れをして火葬に入ります。
火葬中は待合室で過ごします。終了後、収骨を行い、骨壺と埋葬に必要な書類を受け取ります。近年は、収骨後に会場へ戻って繰り上げ初七日法要と精進落としを行う進行が一般的です。
棺に納められないものに注意
火葬では、棺に納める副葬品に制限があります。焼骨の損傷や有害ガスの発生、火葬炉の故障を防ぐためです。
一般に、プラスチック製品・化学繊維製品・革製品、ガラスや貴金属、メガネ、燃えにくい厚い書籍や寝具、大量の生花や果物、金属製品、スプレーやライター・電池などの危険物は納められません。ペースメーカーなど体内に残っている医療機器がある場合は、事前の申し出が必要です。何を納めてよいか迷う場合は、葬儀社に確認しましょう。
費用は火葬料だけではない
もみじ谷葬斎場の使用料は葬儀費用の一部にすぎません。総額は、葬儀社のプラン費用、飲食・返礼、宗教者へのお礼、そして火葬場使用料を合わせたものになります。
また、葬儀後には給付金を申請できます。故人が長崎市の国民健康保険に加入していた場合、葬祭費として2万円が支給されます(長崎市公式)。申請方法は長崎市の葬儀後の手続き・葬祭費ガイド、費用の全体像は長崎市の葬儀費用相場で解説しています。
会場からもみじ谷葬斎場への移動
もみじ谷葬斎場は淵町に位置し、市内の各斎場から車で移動します。中心部の典礼会館(光町)や稲佐橋ホール(稲佐町)、大橋ホール(大橋町)からは比較的近く、東長崎・琴海・三和など市域の端からは相応の移動時間を見込みます。
ここで注意したいのが、10分刻みの予約枠との関係です。市内は坂道やトンネル、朝夕の交通量によって所要時間が変わるため、余裕を持った出棺時刻の設定が欠かせません。霊柩車と近親者の移動車両(マイクロバス・自家用車)の手配、そして先導の段取りまで含め、地域の道路事情に通じた葬儀社に任せるのが確実です。
納骨に必要な書類の保管
火葬が済むと、火葬場で火葬執行済みの証印が押されて返却されます。この証印が押された書類が「埋葬許可証」となり、納骨の際に墓地や納骨堂へ提出します。骨壺とともに大切に保管しましょう。改葬に伴う再火葬を将来行う可能性がある場合も、これらの書類が手続きの起点になります。書類まわりの案内も、葬儀社のアフターケアの範囲です。
よくある質問
「長崎市民の火葬料はいくらですか」という質問には、12歳以上で7,800円(市外は39,000円)とお答えしています。「長与町・時津町は市外料金になりますか」という質問には、長崎市の公式案内で市内に含むとされており、市内料金が適用されるとお答えしています。「何時までに到着すればよいですか」という質問には、受入は9時30分〜16時50分の10分毎で、予約時間の厳守が求められ、遅れると次の方が先になる場合があるとお答えしています。「待合室で食事はできますか」という質問には、食事は可能だが弁当・仕出しは葬家または葬祭事業者の手配となり、場内に売店はないとお答えしています。
この記事のまとめ
もみじ谷葬斎場は、市内7,800円・市外39,000円という使用料、休場日は1月1日のみ、受入は9時30分〜16時50分の10分毎という運用の公営火葬場です。長与町・時津町が市内扱いであること、予約時間の厳守が求められること、駐車95台でも乗り合わせが推奨されること、場内に売店がないこと、全部拾骨には大きな骨壺が必要な場合があること——これらを押さえておけば、当日を落ち着いて迎えられます。
火葬の予約、式場の確保、移動の手配までまとめて任せたい方は、地域の実務に精通したメモリードへご相談ください。
火葬・式場の手配もまとめてご相談
予約から当日の段取りまでワンストップで代行。お見積もりは無料です。
▶ 長崎市の葬儀・家族葬|メモリード長崎 / 095-862-7755
※本記事の料金・受入時間・休場日・施設の取扱いは、長崎市の公式情報(2026年5月20日更新時点)に基づきます。制度改定により変わる場合があるため、最新情報はもみじ谷葬斎場(095-861-0298)または長崎市の公式情報でご確認ください。
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