監修:葬祭ディレクター1級 早田元気
鳥栖市斎場ガイド|市民は火葬料無料・式はできないという前提
鳥栖市で葬儀を考えるとき、必ず知っておきたいのが鳥栖市斎場です。市営の火葬施設で、故人が鳥栖市内の居住者であれば火葬料は無料という、他市にはほとんど例のない料金体系を持っています。
一方で、この施設では通夜・葬儀を行うことができません。この2点を正しく理解しておくことが、鳥栖市の葬儀準備の出発点になります。この記事は、鳥栖市斎場の料金・利用時間・申し込み・当日の流れを、鳥栖市の公式情報にもとづいて解説します。葬儀全体の流れは鳥栖市の葬儀ガイドをご覧ください。
【火葬・式場の手配もまとめてご相談】
市斎場の予約から式場の確保、搬送・役所手続きまでワンストップで代行します。
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鳥栖市斎場の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県鳥栖市河内町横井2415番地1 |
| 電話番号 | 0942-83-3264 |
| 利用時間 | 午前8時30分〜午後5時 |
| 遺体受付時間 | 午前9時〜午後3時30分 |
| 休場日 | 1月1日 |
| 所管 | 鳥栖市 環境課 環境推進係(0942-85-3561) |
鳥栖市斎場は、鳥栖市が運営する市営の火葬施設です。JR鳥栖駅から約6km、車で15分ほどの河内町横井に位置します。
利用時間は午前8時30分から午後5時まで、遺体の受付時間は午前9時から午後3時30分まで。休場日は1月1日のみです(鳥栖市公式)。年間を通じてほぼ稼働している一方、受付の締め切りが午後3時30分と早めである点は、当日の進行設計に直結します。
火葬料——市内居住者は無料
鳥栖市斎場の最大の特徴が、料金です。鳥栖市公式が公表している斎場利用料(火葬)は次のとおりです。
| 区分 | 単位 | 市内居住者 | 市外居住者 |
|---|---|---|---|
| 死体(12歳以上) | 1体につき | 無料 | 75,000円 |
| 死体(12歳未満) | 1体につき | 無料 | 50,000円 |
| 死産児 | 1体につき | 無料 | 37,000円 |
| 汚物 | 1人1包につき | 無料 | 25,000円 |
| 切断された四肢 | 1人につき | 無料 | 25,000円 |
| 改葬死体 | 1体につき | 無料 | 25,000円 |
故人が鳥栖市内の居住者であれば、区分を問わず火葬料は無料です。なお、火葬料は非課税とされています。
一方、市外居住者の場合は12歳以上で75,000円。市内と市外で0円と75,000円という、きわめて大きな差が生じます。
「市内居住者かどうか」の確認を最優先で
料金差が大きいだけに、「故人の住民票がどこにあるか」の確認は最優先事項です。
鳥栖市に長くお住まいだった方でも、介護施設への入所や、お子さんの住まいへの転居などで住民票を他市へ移していれば、市外居住者として扱われる可能性があります。逆に、市外の病院で亡くなられた場合でも、住民票が鳥栖市にあれば市内居住者となります。
鳥栖市は福岡県と接し、久留米市・小郡市・筑紫野市と隣接する立地です。福岡県内に住民票を移されている方も少なくないため、ご逝去の直後、できるだけ早い段階で住民票の所在を確認しておきましょう。この一点で、費用の見通しが大きく変わります。
【重要】通夜・葬儀は行えない/霊柩車もない
鳥栖市斎場について、必ず理解しておくべき前提があります。
鳥栖市公式には、「鳥栖市の斎場では通夜及び葬儀などの葬祭は行えません。霊柩車はございません」と明記されています。
他都市では、公営の火葬場に式場が併設され、「式から火葬まで一か所で完結できる」ケースが少なくありません。しかし鳥栖市斎場は火葬に特化した施設です。館内には告別室がありますが、これは火葬の直前に最後のお別れをするための部屋であり、通夜や告別式を執り行う式場ではありません。
つまり、鳥栖市で通夜・告別式を営むのであれば、民営の葬儀ホールを確保することが前提になります。「公営施設だけで完結させて費用を抑えたい」と考えていると、実際の段取りと食い違ってしまいます。
また、霊柩車が用意されていない点も重要です。ご遺体を安置場所から市斎場へ搬送する手段は、葬儀社が手配することになります。この2点を踏まえると、鳥栖市の葬儀は「火葬は市斎場(無料)、式と搬送は葬儀社」という組み合わせが基本形だと分かります。
【式場の確保もあわせてご相談ください】
市斎場では式ができないため、民営ホールの手配が必要です。人数に合った会場をご提案します。
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申し込みの窓口と必要書類
鳥栖市斎場の申し込み受付窓口は、鳥栖市役所の市民課(0942-85-3581)です。休日や時間外は、市役所の宿当直(0942-85-3500)が対応します。
申し込みに必要なものは、死亡届(埋火葬許可申請)に関する市の案内で確認できます。死亡届を提出すると火葬許可証が交付され、これがないと火葬ができません。
実務上は、これらの手続きを葬儀社が代行または案内するのが一般的です。ご逝去直後のご遺族が、悲しみの中で役所を回る負担を減らすためです。メモリードでは、搬送・安置・式場手配とあわせて、役所手続きまでワンストップで代行しています。
当日の流れ——到着から収骨まで
告別式を終えて出棺し、鳥栖市斎場へ向かうところから、当日の流れを見ていきましょう。
市斎場に到着したら、葬儀担当者が受付を行います。その後、告別室へ移動し、故人との最後のお別れをします。ここではお花や思い出の品を棺にお納めすることもできます(後述の制限にご注意ください)。
お別れを終えたら炉前ホールへ移動し、棺を火葬炉へお納めします。大人の火葬時間は約2時間とされています(ご状態により増減します)。
火葬中は、待合ロビーまたは待合室で過ごします。和室の待合室があり、1室は仕切りによって2室に分割することも可能です。館内には自販機や喫煙所も備わっています。
火葬が終わり収骨の準備が整うと、案内があり、収骨を行います。なお、死産児(4ヵ月未満の死胎)の収骨はできませんのでご了承ください。
遺体受付「午後3時30分まで」からの逆算
当日の進行設計で最も重要なのが、遺体受付時間が午前9時から午後3時30分までという制約です。
告別式の開始時刻は、この締め切りから逆算して決めます。具体的には、告別式の所要時間、参列者の焼香にかかる時間、出棺の準備、会場から河内町横井までの移動時間を積み上げ、余裕をもって午後3時30分より前に到着できる時刻を設定します。
参列者が多い一般葬では焼香に時間がかかるため、告別式の開始を早めに設定する必要があります。逆に少人数の家族葬であれば、比較的余裕のある時間設定が可能です。
火葬に約2時間を要することも踏まえると、収骨を終えて会場へ戻り、繰り上げ初七日法要と精進落としを行うまでの一日の設計は、経験のある葬儀社に任せるのが確実です。
棺に納められないもの——公式の「厳守事項」
鳥栖市公式は、棺の搬入について「厳守事項」として次のように定めています。
第一に、ペースメーカーを使用されていた場合は、爆発事故防止のため、斎場の職員へその旨を必ず連絡すること。
第二に、ドライアイス及び防腐剤は、出棺の際に必ず取り除くこと。
第三に、次のものは棺の中に入れないこととされています。プラスチック製品類・ガラス製品類。金物類(時計、カメラ、硬貨、貴金属類など)。布団・毛布・もみがら・わら・本・供物(団子、ご飯、果実など)。爆発の恐れがあるもの(スプレー缶、ライターなど)。その他、燃えにくいもの。
これらが棺に入っていると、遺骨が変色したり、溶けたものが遺骨に付着したりするほか、施設機材の損傷につながります。故人の愛用品を納めたいという気持ちは自然なものですが、何を納めてよいか迷う場合は、事前に葬儀社へご確認ください。多くの場合、代替となる方法(写真を納める、燃えやすい素材に置き換えるなど)をご提案できます。
火葬式(直葬)を選ぶ場合
宗教儀礼を行わず、火葬のみで見送る火葬式(直葬)を選ぶ場合も、火葬は鳥栖市斎場で行います。
メモリードの佐賀エリアでは、火葬式プラン165,000円(税込)〜(付き添いなし・面会あり・火葬のみ)と、小規模葬(控室葬)プラン330,000円(税込)〜(1〜10名・面会あり・火葬のみ)が用意されています。鳥栖市民であれば火葬料が無料のため、公的な火葬費用の負担がない状態でこれらのプランを利用できます。
ただし、法律上、死亡後24時間は火葬できません。その間の安置場所が必要になるため、ご自宅での安置が難しい場合は葬儀社の安置施設を利用します。詳しくは鳥栖市の火葬式・小規模葬をご覧ください。
なお、菩提寺がある場合は、宗教儀礼を省くことが後の納骨に影響することもあるため、事前の相談をおすすめします。
近隣の火葬場について
鳥栖市の近隣には、基山町葬祭公園(三養基郡基山町)や小郡市営の河北苑(福岡県小郡市)などの火葬場もあります。
ただし、公営の火葬場は原則としてその自治体の住民を対象としており、市外・町外の方が利用する場合は割高な料金が設定されているのが一般的です。鳥栖市民であれば、鳥栖市斎場が無料で利用できるため、費用面では市斎場の利用が合理的な選択になります。
どの火葬場を利用するかは、住民票の所在、ご自宅や会場からの距離、予約状況などを踏まえて判断します。判断に迷う場合は、地域の実務に通じた葬儀社にご相談ください。
費用は火葬料だけではない
鳥栖市民にとって火葬料が無料であることは大きな利点ですが、葬儀の総額はそれだけでは決まりません。
総額は、葬儀社のプラン費用(祭壇・棺・式場使用料・搬送・人件費など)、飲食接待費用(通夜振る舞い・精進落とし・返礼品)、そして宗教者へのお礼を合わせたものになります。宗教者へのお礼は寺院などへ直接お渡しするため、葬儀社の見積もりには通常含まれません。
佐賀エリアでの一般的な費用相場は、家族葬が60万〜120万円前後、一日葬が40万〜80万円程度、火葬式(直葬)が15万〜30万円程度、一般葬が100万〜200万円程度とされています。費用の内訳は鳥栖市の葬儀費用相場で詳しく解説しています。
葬儀後に受け取れる給付金
葬儀後には、受け取れる給付金があります。故人が鳥栖市の国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入していた場合、葬儀を行った方に葬祭費(概ね3万円)が支給されます。金額や要件は改定される場合があるため、申請時に鳥栖市役所の窓口で最新の内容をご確認ください。
故人が社会保険に加入していた場合は、埋葬料(全国一律5万円)が支給されます。いずれも申請が必要で、自動的には支給されません。申請期限は、葬祭を行った日の翌日から2年以内が一般的です。詳しくは鳥栖市の葬儀後の手続き・葬祭費ガイドをご覧ください。
よくある質問
「鳥栖市民の火葬料はいくらですか」という質問には、故人が鳥栖市内の居住者であれば無料とお答えしています。市外居住者の場合は12歳以上75,000円、12歳未満50,000円です。
「鳥栖市斎場で通夜や葬儀もできますか」という質問には、できませんとお答えしています。鳥栖市公式に「通夜及び葬儀などの葬祭は行えません。霊柩車はございません」と明記されており、式は民営ホールで行う必要があります。
「何時までに火葬場へ到着すればよいですか」という質問には、遺体受付時間は午前9時から午後3時30分までのため、告別式の終了時刻から移動時間を含めて逆算した進行が必要とお答えしています。
「火葬にはどのくらい時間がかかりますか」という質問には、大人の方で約2時間が目安で、ご状態により増減するとお答えしています。
「棺に故人の愛用品を入れたいのですが」という質問には、プラスチック・金属・ガラス・本・供物などは公式に「入れないでください」とされているため、事前に葬儀社へご確認くださいとお答えしています。
「申し込みは自分で行うのですか」という質問には、市民課(0942-85-3581)が窓口ですが、実務上は葬儀社が代行・案内するのが一般的とお答えしています。
この記事のまとめ
鳥栖市斎場は、市内居住者の火葬料が無料という大きな利点を持つ市営施設です。一方で、通夜・葬儀は行えず、霊柩車もないという前提があり、式を営むには民営ホールと搬送手段の手配が欠かせません。
実務上の要点は3つ。故人の住民票の所在を早期に確認すること(無料か75,000円かに直結します)。遺体受付の午後3時30分から逆算した進行を組むこと。そして棺に納められないものの「厳守事項」を守ることです。
火葬の予約、式場の確保、搬送や役所手続きまでまとめて任せたい方は、地域の事情に精通したメモリードへご相談ください。
火葬・式場の手配もまとめてご相談
予約から当日の段取りまでワンストップで代行。事前相談・お見積もりは無料です。
▶ プランと斎場を見る|メモリード佐賀
▶ 緊急・ご相談:0952-23-0058
※鳥栖市斎場の火葬料・利用時間・休場日・厳守事項・申込窓口は、鳥栖市公式情報(掲載時点)に基づきます。館内設備や火葬の所要時間に関する一部情報は公開情報を参照しています。いずれも変更される場合があるため、最新情報は鳥栖市斎場(0942-83-3264)または鳥栖市役所へご確認ください。葬祭費の金額・要件は自治体の運用により異なるため、申請時に窓口でご確認ください。
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