ご葬儀の事例

昨年、故人様の配偶者様を同じ会場でお見送りしました。6人のお孫様の成長に目を細めていらっしゃった故人様。ご葬儀の際にはそんな大切にされていたお孫様から、感謝の言葉が送られました。

ご趣味が多かった故人様。その中でも特にカラオケと野球が好きで、メモリアルコーナーには故人様が大切にしていたグローブと野球ボール、カラオケのマイクなどをお飾りしました。またご遺族のご要望で、故人様が歌っている様子を録音した音声を式場内で流し、故人様の在りし日を偲びました。

故人様はお若い上に急死され、現役の空港職員だったこともあり、多くの方がお参りに来られました。ご両親やご兄弟を大切にされ、ご家族思いな故人様。早すぎる旅立ちにお悲しみが深く、ゆっくりとお別れのお時間を取らせていただきました。また、火葬場へ向かう途中で、勤務先であった空港前を経由し、その際には社員の皆様が外に出てこられ、故人様をお見送りされました。

ミルクキャラメルが好きで、よく食べていたということで、ご令嬢様二人でお別れの際にお棺にお納めいただきました。

献奏曲の「上を向いて歩こう」のサックスの音色がとてもよかったと言っていただきました。また祭壇をお好きだった胡蝶蘭とヒマワリでお飾りし、棺の中にたくさん入れて差し上げました。

故人様は手先が器用だったそうで、メモリアルコーナーには故人様が作られた編み物・作品を飾らせていただきました。

故人様は退職後、ハウスで野菜の栽培をされていらっしゃいました。ご令室様と３人の息子様からのご要望で、数種類のお野菜の種をお棺にお納めさせて頂きました。

オープニングとエンディングの映像に小さいころからの写真を年代順に使用し、メッセージ付きで非常に喜ばれました。

お嫁さんが「最後くらい女性らしく」ということで、棺や骨壺、写真の額にピンク色を選ばれました。

故人様は生前に電照菊を育てておられ、祭壇のデザインよりもお花の質や状態にこだわりがあられましたので、その点をしっかりと花屋さんへ相談し、作り上げました。