監修:葬儀ディレクター1級 山下聖子

福岡市中央区の葬儀・家族葬ガイド|警固・薬院の斎場と都心区の進め方

福岡市中央区は、天神・大名・薬院・警固を擁する福岡の中心地です。オフィスと商業施設が集まる一方、住宅地としての顔も持ち、幅広い世代が暮らしています。

その中央区で葬儀に向き合うとき、都心区ならではの事情が浮かび上がります。「駐車場は足りるのか」「参列者は地下鉄で来られるか」「都心で落ち着いた式ができるのか」——この記事は、福岡市中央区での葬儀・家族葬に特化して、区内の斎場、費用、火葬場、区役所での手続きまでを解説します。

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福岡市の葬儀・家族葬|メモリード
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福岡市中央区の葬儀事情

中央区は福岡市の中心地で、天神・薬院・大名エリアを含む都市型地域です。交通アクセスが良く、仕事や生活の拠点にされている方も多いエリアです。

この特性は葬儀にも表れます。第一に、参列者の交通手段が多様であること。地下鉄七隈線・空港線、西鉄天神大牟田線、バス網が発達しているため、公共交通での参列が現実的です。市外・県外からのご親族も、博多駅や福岡空港から短時間で到着できます。

第二に、駐車場の重要性です。都心部は一般に駐車スペースが限られるため、車で参列される方が多い場合、斎場の駐車台数が判断材料になります。

第三に、家族葬の広がりです。福岡市全体で家族葬や直葬など小規模でシンプルな葬儀を希望する方が増えており、中央区もその傾向にあります。単身世帯や核家族が多い都心区では、「近しい方だけで静かに」という選択が自然になじみます。

中央区にあるメモリードの斎場

中央区には、メモリードの斎場が2館あります。いずれも警固エリアに位置し、都心部にありながら広めの駐車場も備え、利便性と静かな環境を兼ね備えた葬儀会館として利用されています。

メモリードホール福岡

項目内容
所在地福岡県福岡市中央区警固3丁目1-7
電話番号092-731-0983
ホール1収容人数 20〜80名(最大150名)
ホール2収容人数 20〜80名(最大120名)
ホール3収容人数 5〜30名(最大40名)
駐車場50台

3室構成で、5名の少人数から最大150名の一般葬まで一館で対応します。ホール3(5〜30名・最大40名)は家族葬にちょうどよい規模、ホール1・2は親族や職場関係の方も迎える中規模の葬儀に適しています。駐車場50台は、都心区の斎場としては余裕のある水準です。

メモリードホール薬院

項目内容
所在地福岡県福岡市中央区警固3丁目1-15
電話番号092-731-0983
ホール数1室
駐車場50台

メモリードホール福岡と近接する1室型の会館です。実際にご利用された中央区の方からは、駅から徒歩圏という分かりやすいアクセスで親族が迷わず到着できた、駐車場も広く高齢の親族連れでも安心して迎えられた、という声が寄せられています。

2館が近接しているため、規模の変化や日程の重なりにも対応しやすいのが中央区の会場環境の強みです。

中央区で家族葬を行うなら

中央区で家族葬を選ぶご家族が増えています。家族葬とは、家族・親族・ごく親しい方だけで執り行う小規模な葬儀で、おおむね10〜30名程度が目安です。

通夜と告別式を2日かけて行う点は一般葬と同じで、宗教儀礼を省くわけではありません。読経も戒名も、故人らしい演出も、希望すれば通常どおり行えます。異なるのは「参列者を限定する」という一点です。

中央区で家族葬に適しているのは、メモリードホール福岡のホール3(5〜30名・最大40名)や、メモリードホール薬院です。式場貸切のため、他のご家族と重なることなく、静かに故人と向き合えます。

参列範囲に迷ったら、三親等までの親族(両親・配偶者・子/兄弟姉妹・祖父母・孫/おじ・おば・おい・めい)を目安に、故人が特に親しくしていた友人を加えるかどうかを検討すると整理しやすくなります。「この人が後から知ったとき、どう思うか」を想像するのが、判断のコツです。

中央区で選べる4つのプランと費用

メモリードの福岡市エリアでは、規模と内容に応じた4つのプランが用意されています(いずれも税込)。

プラン価格(税込)人数・内容
火葬式プラン165,000円面会あり・火葬のみ。通夜・告別式を行わない
家族葬一日プラン330,000円1〜30名・式場貸切・告別式のみ
家族葬二日プラン660,000円1〜30名・式場貸切・通夜あり・告別式
一般葬プラン880,000円30〜1000名・式場貸切・通夜あり・告別式

家族葬二日プランと一般葬プランは、福岡市内最安値基準として案内されています。

福岡市での一般的な費用相場は、家族葬30万〜80万円前後、一般葬80万〜150万円前後、直葬(火葬のみ)15万〜30万円前後、一日葬40万〜70万円程度が目安です。これらのプラン価格に、後述する刻の森の火葬料、飲食・返礼の変動分、宗教者へのお礼が加わって総額になります。

中央区民が使う火葬場——福岡市葬祭場「刻の森」

中央区にお住まいの方が亡くなった場合、火葬は南区桧原の福岡市葬祭場「刻の森」(南区桧原6丁目1番1号/092-566-2551)で行うのが基本です。

火葬料は、福岡市に住民票がある方が亡くなった場合、大人(10歳以上)20,000円、小人(10歳未満)10,000円、死産児3,000円です(福岡市公式)。

ここで注意が必要なのが、刻の森を利用できるケースが限定されていることです。福岡市公式では、利用できるのは次の3つの場合に限られると明記されています。第一に、福岡市に住民票がある方が死亡された場合。第二に、市外に住民票がある方が福岡市内で亡くなった場合。第三に、市外に住民票がある方が亡くなり、利用申請者の住民票が福岡市にある場合です。これ以外の場合は刻の森での火葬はできません

第二・第三のケース(その他)では、大人70,000円、小人35,000円と、市内料金の3倍以上になります。中央区に長くお住まいでも、介護施設への入所などで住民票を他市へ移していれば「その他」の扱いになりうるため、故人の住民票の所在は早い段階で確認しておきましょう。

なお、福岡市立火葬施設条例施行規則第5条の規定に該当する場合は、申請により利用料金が減額されることがあります。

中央区から刻の森への移動と当日の動線

中央区の斎場(警固)から刻の森(南区桧原)へは、車での移動になります。都市高速や幹線道路を使うルートが一般的で、告別式の終了時刻から出棺・移動・到着を逆算した進行を組みます。

火葬場へ同行するのは通常、近親者に限られます。霊柩車のほか、マイクロバスやご親族の自家用車の手配が伴うため、何台必要かを事前に整理しておくと当日がスムーズです。都心区では自家用車を持たない世帯も多いため、マイクロバスの利用が現実的な選択になることもあります。

火葬中は待合室で過ごします。刻の森には個室の待合室が用意されており(有料)、収骨までの時間をゆっくり過ごせます。こうした一日の設計は、専任の葬祭ディレクターが担当します。

中央区の葬儀の流れ

ご逝去から納骨までの一般的な流れは次のとおりです。

1日目、ご臨終後にまず葬儀社へ連絡します。24時間365日対応のため、深夜・早朝でも問題ありません。病院や施設からご遺体を搬送し、斎場の安置室またはご自宅へお運びします。並行して菩提寺があれば連絡し、葬儀社と形式・会場・日程を打ち合わせます。死亡届を提出し、火葬許可証の交付を受けます。中央区の場合、死亡届の窓口は中央区役所 市民部 市民課(中央区大名2丁目5番31号/092-718-1020)です。

2日目、納棺を行い、夕方から通夜を営みます。3日目、葬儀・告別式を行い、刻の森へ移動して火葬・収骨、そして精進落としという流れです。近年は、初七日法要を告別式当日に繰り上げて行う「繰り上げ初七日」が一般的です。

葬儀後は、費用の精算、挨拶まわり、各種手続き、法要・納骨へと続きます。

都心区ならではの3つの注意点

中央区で葬儀を行う際、特に意識しておきたい点を整理します。

第一に、参列者の交通手段の案内です。地下鉄・西鉄・バスが使える中央区では、公共交通での参列を前提に案内するのが現実的です。訃報や案内の際に、最寄り駅・バス停からの経路と、駐車場の台数・満車時の対応を添えておくと、当日の混乱を防げます。

第二に、自宅からの搬送経路です。マンションにお住まいの場合、エレベーターのサイズ、共用部の動線、管理規約上の配慮など、確認しておきたい点があります。最初の連絡の段階で住居の形態を伝えておけば、必要な人員と段取りを最初から手配できます。

第三に、職場関係への連絡範囲です。都心区では故人やご遺族の勤務先が近隣にあることも多く、「どこまで知らせるか」が家族葬の設計に影響します。家族葬にする場合は、参列を辞退いただく旨を訃報の段階で明確に伝えておくのが円滑です。

中央区で受け取れる給付金

葬儀後には、受け取れる給付金があります。

故人が福岡市の国民健康保険に加入していた場合、葬儀を行った人に葬祭費として30,000円が支給されます(福岡市公式)。葬祭を行った日の翌日から2年を過ぎると支給されませんのでご注意ください。

申請に必要なものは、亡くなった人のマイナ保険証(健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカード)または資格確認書のいずれか1点、葬祭を行った人を確認できるもの(埋火葬許可証や会葬礼状など)、葬祭を行った人の預金通帳、葬祭を行った人の本人確認書類(顔写真付きの公的証明書1点、または資格確認書・年金手帳・住民票など2点)です。

申請・問い合わせ先は、亡くなった方がお住まいだった区の区役所です。中央区の場合は中央区役所 保険年金課 給付係(中央区大名2丁目5番31号/092-718-1123)となります。

このほか、後期高齢者医療制度の場合も福岡県内で3万円、故人が社会保険に加入していた場合は埋葬料5万円(全国一律)が支給されます。いずれも申請が必要で、自動的には支給されません。

中央区で葬儀社を選ぶときの視点

葬儀社選びで確認したいのは、次の5点です。

第一に、料金体系の明確さ。葬儀費用は不透明になりがちで、追加費用が発生してトラブルになるケースもあります。事前に見積もりを取り、総額費用がわかりやすいかを確認しましょう。

第二に、24時間365日のサポート体制。葬儀は突然の出来事です。夜間や休日でも安心して連絡できる体制があるかは重要です。

第三に、実績と専門性。創業年数や地域での実績、専門資格を持ったスタッフが在籍しているか。厚生労働省認定の「1級葬祭ディレクター」がいる葬儀社は、式の進行から遺族への心配りまで高い水準で対応できます。

第四に、プランの柔軟性。一般葬・家族葬・直葬・一日葬など複数のプランを用意しているかも比較ポイントです。

第五に、自社斎場を持っているか。自社斎場であれば、貸ホールのように利用時間に縛られることなく、ご家族のペースでゆっくりとお別れができます。

メモリードは創業58年の歴史を持ち、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが190名以上在籍。福岡エリアに17斎場を展開し、ご依頼前に総額を明示してプラン外の請求を行わない料金体系を採用しています。

設備で確認しておきたいこと

ご遺族や参列者は、通夜から翌日にかけて長時間を会場で過ごします。だからこそ、設備の快適さは見落とせません。

メモリードの各斎場は、法事室、プライバシーに配慮した親族控室、ベッドルーム、喫茶コーナー(24時間フリードリンク)を完備しています。遠方から駆けつけたご親族が会場で夜を過ごせるため、都心のホテルを手配する負担もありません。

見学の際は、式場の広さと想定人数のバランス、控室から式場への動線、駐車場から入口までの距離や段差を、実際に歩いて確かめてみてください。斎場の見学は無料です。

中央区で費用を抑える3つの方法

費用を無理なく抑えるには、次の3つが現実的です。

第一に、形式と人数を適切に選ぶこと。4つのプランから本当に必要な規模を選べば、飲食・返礼の変動費が抑えられます。祭壇や式場使用料などの固定的な費用は人数で大きく変わりませんが、飲食費と返礼品費は人数に比例するためです。

第二に、市内料金を確実に活用すること。刻の森の火葬料20,000円は、故人の住民票が福岡市にあることが前提です。

第三に、事前相談・事前見積もりを利用すること。時間に余裕があれば内容を落ち着いて比較でき、不要なオプションを避けられます。葬儀は、ご逝去から数日のうちに通夜・告別式・火葬と一気に進むため、慌ただしい中で初めて葬儀社を探すと比較検討の時間が取れません。

なお、葬祭費3万円などの給付金は申請後の振込となるため、葬儀費用の支払い時には手元にありません。「後から戻ってくるもの」と考え、費用そのものは別に用意しておく必要があります。

事前相談という選択

もしものときに慌てないために、事前相談を活用するご家族が増えています。近年は、事前相談を活用したご家族のほうが満足度が高い傾向にあります。

事前相談では、希望する形式、予算の目安、会場、宗教・宗派、連絡範囲、遺影の希望、喪主と役割分担といった項目を整理しておくと、いざというときは確認と最終調整だけで済みます。中央区の場合、故人となる方の住民票の所在と、マンション等の住居形態もあわせて共有しておくと、初動がスムーズです。

事前相談・お見積もりは無料で、その場で契約を求められることもありません。「まだ何も決まっていない」「とりあえず話を聞いてみたい」という段階のご相談も歓迎です。

よくある質問

「福岡市中央区にメモリードの斎場はありますか」という質問には、警固にメモリードホール福岡(3室・最大150名・駐車50台)とメモリードホール薬院(1室・駐車50台)の2館があるとお答えしています。

「中央区で家族葬はいくらからできますか」という質問には、家族葬一日プラン330,000円(税込・1〜30名・告別式のみ)、通夜も行う家族葬二日プラン660,000円(税込)からで、これに火葬料・飲食・返礼・宗教者へのお礼が加わるとお答えしています。

「中央区民の火葬料はいくらですか」という質問には、福岡市葬祭場「刻の森」で福岡市に住民票がある方は大人20,000円、それ以外の場合は70,000円とお答えしています。

「葬祭費はどこに申請すればよいですか」という質問には、亡くなった方がお住まいだった区の区役所で、中央区なら中央区役所 保険年金課 給付係(092-718-1123)とお答えしています。

「駐車場は足りますか」という質問には、メモリードホール福岡・薬院ともに50台を備えていますが、参列見込み台数を事前にお伝えいただければ、公共交通の案内も含めてご提案できるとお答えしています。

この記事のまとめ

福岡市中央区の葬儀は、警固の2館(メモリードホール福岡・薬院)を軸に、都心区ならではの交通アクセスの良さと駐車場の確保がポイントになります。費用は4つのプラン(火葬式165,000円/家族葬一日330,000円/家族葬二日660,000円/一般葬880,000円・いずれも税込)に、刻の森の火葬料20,000円と飲食・返礼・宗教者へのお礼を加えた総額で把握しましょう。

葬儀後は、中央区役所 保険年金課 給付係での葬祭費3万円の申請を、2年以内に忘れずに行ってください。

まだ何も決まっていない段階でも、お気軽にご相談ください。ご希望の規模やご予算を伺い、その場で概算総額を提示いたします。

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※ホールの収容人数・駐車台数・電話番号はLP記載値、刻の森の火葬料・葬祭費・区役所連絡先は福岡市公式情報(掲載時点)に基づきます。いずれも変更される場合があるため、最新情報をご確認ください。費用相場は一般的な目安であり、実際の費用は条件により変動します。

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