監修:葬儀ディレクター1級 山下聖子
福岡市東区の葬儀・家族葬ガイド|千早・和白・馬出・葵福岡の4斎場と進め方
福岡市東区は、千早・香椎・和白エリアを中心に、住宅地と商業施設が共存する地域です。人口は福岡市7区で最多、区域も箱崎・馬出といった古くからの街から、香椎照葉・アイランドシティの新市街まで広く伸びています。
その東区で葬儀に向き合うとき、選択肢の多さが強みにも迷いにもなります。「区内のどの斎場を選ぶべきか」「大人数の一般葬はどこでできるのか」——この記事は、福岡市東区での葬儀・家族葬に特化して、区内4斎場の詳細、費用、火葬場、区役所での手続きまでを解説します。
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福岡市東区の葬儀事情
東区は千早・香椎・和白エリアを中心に、住宅地と商業施設が共存する地域です。少人数から大規模まで対応可能な会館を備えており、幅広いニーズに応えられるのが東区の特徴です。
葬儀の面では、次の3点が東区らしさといえます。第一に、規模の幅広さです。家族だけの小規模な見送りから、地域や会社関係を広く招く大規模な一般葬・社葬まで、ご家庭によって希望が大きく異なります。第二に、区域の広さです。箱崎・馬出の市街地、千早・香椎の住宅地、和白・志賀島方面と生活圏が分かれるため、「自宅の近くで」という希望が実務上の要点になります。第三に、家族葬の広がりです。福岡市全体で家族葬や直葬など小規模でシンプルな葬儀を希望する方が増加しており、東区も例外ではありません。
東区にあるメモリードの斎場
東区には、メモリードの斎場が4館あります。福岡市7区の中で最も多く、少人数から1,000名規模まで対応できる体制です。
メモリードホール葵福岡——福岡エリア最大の会館
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県福岡市東区原田4丁目2-12 |
| 電話番号 | 092-622-4444 |
| ホール1 | 収容人数 20〜50名 |
| ホール2 | 収容人数 50〜100名 |
| ホール3 | 収容人数 100〜180名 |
| ホール4 | 収容人数 180〜1,000名 |
| ホール5 | 収容人数 20名 |
| 駐車場 | 300台 |
原田に位置する5室構成の旗艦館です。ホール5(20名)やホール1(20〜50名)といった少人数向けの式場から、ホール4の180〜1,000名という福岡エリア最大規模の式場まで、一館であらゆる規模に対応します。駐車場300台も福岡エリア随一で、大人数の車での参列にも余裕をもって対応できます。
社葬・団体葬・お別れの会といった大規模な葬儀を検討される場合、福岡市内でこの規模に対応できる会場は限られます。東区に葵福岡があることは、区民にとって大きな選択肢です。
メモリードホール千早
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県福岡市東区千早4丁目1-3 |
| 電話番号 | 092-681-4444 |
| ホール1 | 収容人数 30名〜100名(最大120名) |
| ホール2 | 収容人数 5〜30名(最大30名) |
| 駐車場 | 40台 |
千早の2室構成の会館です。ホール2(5〜30名)は家族葬に、ホール1(30〜100名・最大120名)は中規模の葬儀に適しています。JR千早駅・西鉄千早駅を擁する交通の便の良いエリアで、公共交通での参列にも対応しやすい立地です。
メモリードホール和白
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県福岡市東区和白2丁目1-40 |
| 電話番号 | 092-608-4444 |
| ホール1 | 収容人数 20名〜80名(最大80名) |
| ホール2 | 収容人数 50名〜120名(最大120名) |
| 駐車場 | 50台 |
和白の2室構成の会館です。区北部・東部にお住まいの方が利用しやすい立地で、20名から120名まで幅広い規模をカバーします。
メモリードホール博多馬出
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県福岡市東区馬出1丁目11-15 |
| 電話番号 | 092-632-0983 |
| ホール1 | 収容人数 50名〜180名(最大200名) |
| ホール2 | 収容人数 20名〜60名(最大70名) |
| ホール3 | 収容人数 5名〜20名(最大30名) |
| 駐車場 | 20台 |
馬出の3室構成の会館です。ホール3(5〜20名)の家族葬から、ホール1(50〜180名・最大200名)の大規模葬まで対応します。九州大学病院や箱崎エリアに近く、区西部・博多区寄りにお住まいの方にも便利な立地です。駐車場は20台のため、車での参列が多い場合は事前に台数をご相談ください。
東区で家族葬を行うなら
家族葬とは、家族・親族・ごく親しい方だけで執り行う小規模な葬儀です。通夜と告別式を2日かけて行う点は一般葬と同じで、宗教儀礼を省くわけではありません。読経も戒名も、故人らしい演出も、希望すれば通常どおり行えます。異なるのは「参列者を限定する」という一点です。
東区で家族葬に適しているのは、千早のホール2(5〜30名)、馬出のホール3(5〜20名)、葵福岡のホール5(20名)やホール1(20〜50名)です。いずれも式場貸切のため、他のご家族と重なることなく静かに故人と向き合えます。
会場選びで大切なのは「人数に対して会場が大きすぎない」ことです。東区は選択肢が多いぶん、想定人数を伝えていただければ、最も条件の良い会場をご提案できます。
参列範囲に迷ったら、三親等までの親族(両親・配偶者・子/兄弟姉妹・祖父母・孫/おじ・おば・おい・めい)を目安に、故人が特に親しくしていた友人を加えるかどうかを検討すると整理しやすくなります。
大人数の一般葬・社葬を東区で行うなら
東区の大きな特徴が、大規模葬に対応できることです。
参列者が100名を超える見込みなら、葵福岡のホール3(100〜180名)、馬出のホール1(最大200名)、和白のホール2(最大120名)、千早のホール1(最大120名)が候補になります。さらに180名を超える規模では、葵福岡のホール4(180〜1,000名)が対応します。
大人数の葬儀では、式場の広さだけでなく次の点が重要になります。受付は複数名を配置し、記帳・香典の受け取り・返礼品の手渡しがスムーズに流れる動線を組みます。席次は、ご遺族・親族・来賓・一般会葬者の位置をあらかじめ整理しておくと当日の混乱を防げます。返礼は、会葬御礼を参列者全員に当日お渡しし、香典返しは後日という形が一般的で、人数が多いほど数量の見積もりが重要です。
そして駐車場です。葵福岡の300台は、この点で大きな安心材料になります。メモリードの一般葬プランは30〜1000名に対応しており、東区であればその上限まで現実的に実現できます。
東区で選べる4つのプランと費用
メモリードの福岡市エリアでは、規模と内容に応じた4つのプランが用意されています(いずれも税込)。
| プラン | 価格(税込) | 人数・内容 |
|---|---|---|
| 火葬式プラン | 165,000円 | 面会あり・火葬のみ。通夜・告別式を行わない |
| 家族葬一日プラン | 330,000円 | 1〜30名・式場貸切・告別式のみ |
| 家族葬二日プラン | 660,000円 | 1〜30名・式場貸切・通夜あり・告別式 |
| 一般葬プラン | 880,000円 | 30〜1000名・式場貸切・通夜あり・告別式 |
家族葬二日プランと一般葬プランは、福岡市内最安値基準として案内されています。
福岡市での一般的な費用相場は、家族葬30万〜80万円前後、一般葬80万〜150万円前後、直葬(火葬のみ)15万〜30万円前後、一日葬40万〜70万円程度が目安です。これらのプラン価格に、刻の森の火葬料、飲食・返礼の変動分、宗教者へのお礼が加わって総額になります。
なお一般葬では、参列者が多い分香典収入も多くなり、費用の一部を相殺できます。総額は家族葬より高くても、実質的な自己負担の差は見た目ほど大きくないこともあります。「総額」と「実質負担」を分けて考えましょう。
東区民が使う火葬場——福岡市葬祭場「刻の森」
東区にお住まいの方が亡くなった場合、火葬は南区桧原の福岡市葬祭場「刻の森」(南区桧原6丁目1番1号/092-566-2551)で行うのが基本です。
火葬料は、福岡市に住民票がある方が亡くなった場合、大人(10歳以上)20,000円、小人(10歳未満)10,000円、死産児3,000円です(福岡市公式)。
注意が必要なのが、刻の森を利用できるケースが限定されていることです。福岡市公式では、利用できるのは次の3つの場合に限られると明記されています。第一に、福岡市に住民票がある方が死亡された場合。第二に、市外に住民票がある方が福岡市内で亡くなった場合。第三に、市外に住民票がある方が亡くなり、利用申請者の住民票が福岡市にある場合です。これ以外の場合は刻の森での火葬はできません。
第二・第三のケース(その他)では、大人70,000円、小人35,000円と、市内料金の3倍以上になります。東区に長くお住まいでも、介護施設への入所などで住民票を他市へ移していれば「その他」の扱いになりうるため、故人の住民票の所在は早い段階で確認しておきましょう。
なお、福岡市立火葬施設条例施行規則第5条の規定に該当する場合は、申請により利用料金が減額されることがあります。
東区から刻の森への移動——距離を見込んだ設計を
東区は福岡市の北東部、刻の森は南区桧原と、市内でも距離のある移動になります。都市高速や幹線道路を使うルートが一般的ですが、和白・志賀島方面など区北部からは相応の時間を見込む必要があります。
このため東区では、告別式の終了時刻から出棺・移動・到着までを、余裕をもって逆算した進行設計が特に重要です。火葬場へ同行するのは通常、近親者に限られるため、霊柩車とマイクロバス(またはご親族の自家用車)の手配、式場に残る会葬者への対応、精進落としの会場と時間の設定まで、一体で組み立てます。
こうした段取りは、地域の道路事情に通じた専任の葬祭ディレクターが担当します。
東区の葬儀の流れ
ご逝去から納骨までの一般的な流れは次のとおりです。
1日目、ご臨終後にまず葬儀社へ連絡します。24時間365日対応のため、深夜・早朝でも問題ありません。病院や施設からご遺体を搬送し、斎場の安置室またはご自宅へお運びします。並行して菩提寺があれば連絡し、葬儀社と形式・会場・日程を打ち合わせます。死亡届を提出し、火葬許可証の交付を受けます。東区の場合、死亡届の窓口は東区役所 市民部 市民課(東区箱崎2丁目54番1号/092-645-1016)です。
2日目、納棺を行い、夕方から通夜を営みます。3日目、葬儀・告別式を行い、刻の森へ移動して火葬・収骨、そして精進落としという流れです。近年は、初七日法要を告別式当日に繰り上げて行う「繰り上げ初七日」が一般的です。
実際に東区で直葬をご利用された方からは、急な連絡にもかかわらず迅速に対応してもらい翌日には火葬まで進められた、和室での安置も丁寧で書類手続きの案内まで親切だった、という声が寄せられています。
東区で受け取れる給付金
葬儀後には、受け取れる給付金があります。
故人が福岡市の国民健康保険に加入していた場合、葬儀を行った人に葬祭費として30,000円が支給されます(福岡市公式)。葬祭を行った日の翌日から2年を過ぎると支給されませんのでご注意ください。
申請に必要なものは、亡くなった人のマイナ保険証(健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカード)または資格確認書のいずれか1点、葬祭を行った人を確認できるもの(埋火葬許可証や会葬礼状など)、葬祭を行った人の預金通帳、葬祭を行った人の本人確認書類(顔写真付きの公的証明書1点、または資格確認書・年金手帳・住民票など2点)です。
申請・問い合わせ先は、亡くなった方がお住まいだった区の区役所です。東区の場合は東区役所 保険年金課 給付係(東区箱崎2丁目54番1号/092-645-1101)となります。
このほか、後期高齢者医療制度の場合も福岡県内で3万円、故人が社会保険に加入していた場合は埋葬料5万円(全国一律)が支給されます。いずれも申請が必要で、自動的には支給されません。
東区で葬儀社を選ぶときの視点
葬儀社選びで確認したいのは、次の5点です。
第一に、料金体系の明確さ。葬儀費用は不透明になりがちで、追加費用が発生してトラブルになるケースもあります。事前に見積もりを取り、総額費用がわかりやすいかを確認しましょう。
第二に、24時間365日のサポート体制。葬儀は突然の出来事です。夜間や休日でも安心して連絡できる体制があるかは重要です。
第三に、実績と専門性。厚生労働省認定の「1級葬祭ディレクター」が在籍する葬儀社は、式の進行から遺族への心配りまで高い水準で対応できます。
第四に、規模への対応力。東区では家族葬から1,000名規模の大型葬まで希望が分かれます。少人数専用の式場と大規模式場の両方を持つ葬儀社であれば、規模の変化にも柔軟に対応できます。
第五に、自社斎場を持っているか。自社斎場であれば、貸ホールのように利用時間に縛られることなく、ご家族のペースでゆっくりとお別れができます。
メモリードは創業58年の歴史を持ち、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが190名以上在籍。福岡エリアに17斎場を展開し、ご依頼前に総額を明示してプラン外の請求を行わない料金体系を採用しています。
設備で確認しておきたいこと
ご遺族や参列者は、通夜から翌日にかけて長時間を会場で過ごします。だからこそ、設備の快適さは見落とせません。
メモリードの各斎場は、法事室、プライバシーに配慮した親族控室、ベッドルーム、喫茶コーナー(24時間フリードリンク)を完備しています。遠方から駆けつけたご親族が会場で夜を過ごせるため、宿泊先を手配する負担もありません。
見学の際は、式場の広さと想定人数のバランス、控室から式場への動線、駐車場から入口までの距離や段差を、実際に歩いて確かめてみてください。斎場の見学は無料です。どこの斎場がよいか悩んでいる方には、お近くで最も条件の良い斎場をご提案します。
東区で費用を抑える3つの方法
費用を無理なく抑えるには、次の3つが現実的です。
第一に、形式と人数を適切に選ぶこと。4つのプランから本当に必要な規模を選べば、飲食・返礼の変動費が抑えられます。祭壇や式場使用料などの固定的な費用は人数で大きく変わりませんが、飲食費と返礼品費は人数に比例するためです。
第二に、市内料金を確実に活用すること。刻の森の火葬料20,000円は、故人の住民票が福岡市にあることが前提です。
第三に、事前相談・事前見積もりを利用すること。時間に余裕があれば内容を落ち着いて比較でき、不要なオプションを避けられます。なお、直前の会場変更は難しいため、人数が増えそうな場合は見積もり時にご相談いただければ柔軟に対応可能です。4館・複数ホールを持つ東区なら、規模の変化にも対応の幅があります。
事前相談という選択
もしものときに慌てないために、事前相談を活用するご家族が増えています。近年は、事前相談を活用したご家族のほうが満足度が高い傾向にあります。
事前相談では、希望する形式、予算の目安、会場(4館のどれか)、宗教・宗派、連絡範囲、遺影の希望、喪主と役割分担といった項目を整理しておくと、いざというときは確認と最終調整だけで済みます。故人となる方の住民票の所在もあわせて確認しておくと、費用の見通しが正確になります。
事前相談・お見積もりは無料で、その場で契約を求められることもありません。
よくある質問
「福岡市東区にメモリードの斎場はいくつありますか」という質問には、葵福岡(5室・最大1,000名・駐車300台)、千早(2室・最大120名)、和白(2室・最大120名)、博多馬出(3室・最大200名)の4館があるとお答えしています。
「東区で最大何名規模の葬儀ができますか」という質問には、メモリードホール葵福岡のホール4が180〜1,000名に対応し、福岡エリア最大規模とお答えしています。
「東区で家族葬はいくらからできますか」という質問には、家族葬一日プラン330,000円(税込・1〜30名・告別式のみ)、通夜も行う家族葬二日プラン660,000円(税込)からで、これに火葬料・飲食・返礼・宗教者へのお礼が加わるとお答えしています。
「東区民の火葬料はいくらですか」という質問には、福岡市葬祭場「刻の森」で福岡市に住民票がある方は大人20,000円、それ以外の場合は70,000円とお答えしています。
「葬祭費はどこに申請すればよいですか」という質問には、東区役所 保険年金課 給付係(092-645-1101)とお答えしています。
この記事のまとめ
福岡市東区の葬儀は、4館・多彩なホール構成という選択肢の広さが最大の特徴です。ごく少人数なら千早ホール2や馬出ホール3、中規模なら和白や千早のホール1、そして180〜1,000名の大規模葬なら葵福岡のホール4(駐車300台)という使い分けができます。
費用は4つのプラン(火葬式165,000円/家族葬一日330,000円/家族葬二日660,000円/一般葬880,000円・いずれも税込)に、刻の森の火葬料20,000円と飲食・返礼・宗教者へのお礼を加えた総額で把握しましょう。刻の森までは市内でも距離があるため、移動時間を見込んだ進行設計も忘れずに。
葬儀後は、東区役所 保険年金課 給付係での葬祭費3万円の申請を、2年以内に忘れずに行ってください。
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事前相談・お見積もりは無料。斎場見学も無料です。24時間365日対応。
▶ プランと斎場を見る|メモリード / 092-737-7011
※ホールの収容人数・駐車台数・電話番号はLP記載値、刻の森の火葬料・葬祭費・区役所連絡先は福岡市公式情報(掲載時点)に基づきます。いずれも変更される場合があるため、最新情報をご確認ください。費用相場は一般的な目安であり、実際の費用は条件により変動します。
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