監修:葬儀ディレクター1級 山下聖子

福岡市城南区の葬儀・家族葬ガイド|油山・福大通りの斎場と進め方

福岡市城南区は、福岡大学を中心に文教地区が広がり、落ち着いた住宅街が多いながらも市中心部へのアクセスも良好なエリアです。七隈・別府・鳥飼といった住宅地から、油山の緑豊かな一帯まで、静かな環境が魅力の区です。

その城南区で葬儀に向き合うとき、区内2館の性格の違いを理解しておくと会場選びがスムーズになります。この記事は、福岡市城南区での葬儀・家族葬に特化して、区内斎場の詳細、費用、火葬場、区役所での手続きまでを解説します。

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福岡市の葬儀・家族葬|メモリード
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福岡市城南区の葬儀事情

城南区は福岡大学を中心に文教地区が広がり、落ち着いた住宅街が多いながらも市中心部へのアクセスも良好です。落ち着いた環境で、心を込めたお見送りができる地域といえます。

葬儀の面では、次の3点が城南区らしさといえます。第一に、静かな住環境です。文教地区として発展してきた城南区は、落ち着いた雰囲気の中でお別れの時間を過ごせる環境が整っています。

第二に、都心へのアクセスと火葬場への近さの両立です。地下鉄七隈線が区内を貫き、天神・博多方面へ直結する一方、火葬場である刻の森(南区桧原)へも比較的近い位置にあります。参列者の集まりやすさと当日の移動、どちらの面でも条件が整っています。

第三に、家族葬の広がりです。福岡市全体で家族葬や直葬など小規模でシンプルな葬儀を希望する方が増加しており、城南区もこの流れの中にあります。落ち着いた住宅地という性格から、近しい方だけで静かに見送る形が自然になじみます。

城南区にあるメモリードの斎場

城南区には、メモリードの斎場が2館あります。規模の性格が明確に分かれているため、人数によって選びやすいのが特徴です。

メモリードホール油山

項目内容
所在地福岡県福岡市城南区東油山1丁目36-1
電話番号092-864-0983
ホール1収容人数 20〜60名(最大100名)
ホール2収容人数 60〜100名(最大300名
駐車場70台

東油山に位置する2室構成の会館です。ホール2は60〜100名(最大300名)と城南区最大の規模で、地域や会社関係の方を広く招く一般葬にも対応します。ホール1(20〜60名・最大100名)は家族葬から中規模の葬儀に適しています。

駐車場70台は城南区で最大。油山の落ち着いた環境にあり、車での参列が中心となる場合も安心です。刻の森(南区桧原)へも近い立地で、当日の移動負担が小さいのも利点です。

メモリードホール福大通り

項目内容
所在地福岡県福岡市城南区神松寺3丁目12-21
電話番号092-863-0983
ホール1収容人数 2名〜30名(最大40名)
駐車場※台数はお問い合わせください

神松寺の1室型会館です。2〜30名(最大40名)という規模設定で、「2名から」という下限の小ささが特徴です。ごく少人数で、静かに故人と向き合いたいご家族に適しています。福岡大学にほど近い通り沿いに位置し、地下鉄七隈線沿線からもアクセスできます。

駐車場については台数の記載がないため、車での参列を予定される場合は事前にお問い合わせいただくか、公共交通での参列を案内する形が確実です。

城南区で家族葬を行うなら

家族葬とは、家族・親族・ごく親しい方だけで執り行う小規模な葬儀です。通夜と告別式を2日かけて行う点は一般葬と同じで、宗教儀礼を省くわけではありません。読経も戒名も、故人らしい演出も、希望すれば通常どおり行えます。異なるのは「参列者を限定する」という一点です。

城南区で家族葬に適しているのは、ごく少人数(2〜30名)なら福大通り20〜60名程度なら油山のホール1という使い分けです。いずれも式場貸切のため、他のご家族と重なることなく静かに故人と向き合えます。

会場選びで大切なのは「人数に対して会場が大きすぎない」ことです。広すぎれば寂しい印象になり、狭すぎれば参列者に窮屈な思いをさせてしまいます。福大通りの「2名から」という設定は、この点で城南区の家族葬事情によく合っています。

参列範囲に迷ったら、三親等までの親族(両親・配偶者・子/兄弟姉妹・祖父母・孫/おじ・おば・おい・めい)を目安に、故人が特に親しくしていた友人を加えるかどうかを検討すると整理しやすくなります。家族で「呼びたい人」を書き出してみると、人数が見えて会場も費用も具体的に決められます。

城南区で選べる4つのプランと費用

メモリードの福岡市エリアでは、規模と内容に応じた4つのプランが用意されています(いずれも税込)。

プラン価格(税込)人数・内容
火葬式プラン165,000円面会あり・火葬のみ。通夜・告別式を行わない
家族葬一日プラン330,000円1〜30名・式場貸切・告別式のみ
家族葬二日プラン660,000円1〜30名・式場貸切・通夜あり・告別式
一般葬プラン880,000円30〜1000名・式場貸切・通夜あり・告別式

家族葬二日プランと一般葬プランは、福岡市内最安値基準として案内されています。

福岡市での一般的な費用相場は、家族葬30万〜80万円前後、一般葬80万〜150万円前後、直葬(火葬のみ)15万〜30万円前後、一日葬40万〜70万円程度が目安です。これらのプラン価格に、刻の森の火葬料、飲食・返礼の変動分、宗教者へのお礼が加わって総額になります。

葬儀費用は「葬儀一式費用(祭壇・棺・式場使用料・人件費など)」「飲食接待費用(通夜振る舞い・精進落とし・返礼品)」「宗教者へのお礼(読経料・戒名料・お車代など)」の3つで構成されます。宗教者へのお礼は葬儀社の見積もりには通常含まれないため、総額を考える際は別途見込んでおきましょう。

城南区民が使う火葬場——福岡市葬祭場「刻の森」

城南区にお住まいの方が亡くなった場合、火葬は南区桧原の福岡市葬祭場「刻の森」(南区桧原6丁目1番1号/092-566-2551)で行うのが基本です。

火葬料は、福岡市に住民票がある方が亡くなった場合、大人(10歳以上)20,000円、小人(10歳未満)10,000円、死産児3,000円です(福岡市公式)。

注意が必要なのが、刻の森を利用できるケースが限定されていることです。福岡市公式では、利用できるのは次の3つの場合に限られると明記されています。第一に、福岡市に住民票がある方が死亡された場合。第二に、市外に住民票がある方が福岡市内で亡くなった場合。第三に、市外に住民票がある方が亡くなり、利用申請者の住民票が福岡市にある場合です。これ以外の場合は刻の森での火葬はできません

第二・第三のケース(その他)では、大人70,000円、小人35,000円と、市内料金の3倍以上になります。城南区に長くお住まいでも、介護施設への入所などで住民票を他市へ移していれば「その他」の扱いになりうるため、故人の住民票の所在は早い段階で確認しておきましょう。

なお、福岡市立火葬施設条例施行規則第5条の規定に該当する場合は、申請により利用料金が減額されることがあります。

城南区から刻の森への移動

城南区は、油山を挟んで南区桧原の刻の森と隣接する位置にあります。特に東油山のメモリードホール油山からは近く、市内でも移動負担の小さい区のひとつです。

とはいえ、告別式の終了時刻から出棺・移動・到着までを逆算した進行設計は必要です。火葬場へ同行するのは通常、近親者に限られるため、霊柩車とマイクロバス(またはご親族の自家用車)の手配、式場に残る会葬者への対応、精進落としの会場と時間の設定まで、一体で組み立てます。

移動時間が短いぶん、収骨後に会場へ戻って繰り上げ初七日法要と精進落としを行う流れも組みやすく、ご遺族の負担を抑えた一日の設計が可能です。こうした段取りは、専任の葬祭ディレクターが担当します。

城南区の葬儀の流れ

ご逝去から納骨までの一般的な流れは次のとおりです。

1日目、ご臨終後にまず葬儀社へ連絡します。24時間365日対応のため、深夜・早朝でも問題ありません。病院や施設からご遺体を搬送し、斎場の安置室またはご自宅へお運びします。並行して菩提寺があれば連絡し、葬儀社と形式・会場・日程を打ち合わせます。死亡届を提出し、火葬許可証の交付を受けます。城南区の場合、死亡届の窓口は城南区役所 市民部 市民課(城南区鳥飼6丁目1番1号/092-833-4016)です。

2日目、納棺を行い、夕方から通夜を営みます。3日目、葬儀・告別式を行い、刻の森へ移動して火葬・収骨、そして精進落としという流れです。近年は、初七日法要を告別式当日に繰り上げて行う「繰り上げ初七日」が一般的です。

葬儀後は、費用の精算、挨拶まわり、各種手続き、法要・納骨へと続きます。

城南区ならではの3つの視点

城南区で葬儀を行う際、特に意識しておきたい点を整理します。

第一に、2館の性格の違いを活かすことです。福大通り(2〜30名)と油山(最大300名)は規模の性格が大きく異なります。想定人数がはっきりしていれば会場選びは明快ですが、「読みにくい」場合は、油山のホール1(20〜60名・最大100名)が幅を持って対応できます。直前の会場変更は難しいため、人数が増えそうな場合は見積もり時にご相談いただければ柔軟に対応可能です。

第二に、駐車場と公共交通のバランスです。油山は70台の駐車場を備え車での参列に強い一方、福大通りは地下鉄七隈線沿線という立地を活かして公共交通での参列を案内するのが現実的です。訃報や案内の際に、最寄り駅からの経路や駐車場の状況を添えておくと、当日の混乱を防げます。

第三に、静かな環境を活かした見送りです。落ち着いた住宅街・文教地区という城南区の性格は、家族中心のお別れとよく合います。時間に追われず故人と向き合いたいご家族には、式場貸切のプランが適しています。

城南区で受け取れる給付金

葬儀後には、受け取れる給付金があります。

故人が福岡市の国民健康保険に加入していた場合、葬儀を行った人に葬祭費として30,000円が支給されます(福岡市公式)。葬祭を行った日の翌日から2年を過ぎると支給されませんのでご注意ください。

申請に必要なものは、亡くなった人のマイナ保険証(健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカード)または資格確認書のいずれか1点、葬祭を行った人を確認できるもの(埋火葬許可証や会葬礼状など)、葬祭を行った人の預金通帳、葬祭を行った人の本人確認書類(顔写真付きの公的証明書1点、または資格確認書・年金手帳・住民票など2点)です。

申請・問い合わせ先は、亡くなった方がお住まいだった区の区役所です。城南区の場合は城南区役所 保険年金課 給付係(城南区鳥飼6丁目1番1号/092-833-4121)となります。

このほか、後期高齢者医療制度の場合も福岡県内で3万円、故人が社会保険に加入していた場合は埋葬料5万円(全国一律)が支給されます。いずれも申請が必要で、自動的には支給されません。

城南区で葬儀社を選ぶときの視点

葬儀社選びで確認したいのは、次の5点です。

第一に、料金体系の明確さ。葬儀費用は不透明になりがちで、追加費用が発生してトラブルになるケースもあります。事前に見積もりを取り、総額費用がわかりやすいかを確認しましょう。

第二に、24時間365日のサポート体制。葬儀は突然の出来事です。夜間や休日でも安心して連絡できる体制があるかは重要です。

第三に、実績と専門性。厚生労働省認定の「1級葬祭ディレクター」が在籍する葬儀社は、式の進行から遺族への心配りまで高い水準で対応できます。

第四に、規模への対応力。城南区では2名から300名まで希望が分かれます。少人数専用に近い式場と大規模式場の両方を持つ葬儀社であれば、どの規模でも適切な会場を提案できます。

第五に、自社斎場を持っているか。自社斎場であれば、貸ホールのように利用時間に縛られることなく、ご家族のペースでゆっくりとお別れができます。

メモリードは創業58年の歴史を持ち、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが190名以上在籍。福岡エリアに17斎場を展開し、ご依頼前に総額を明示してプラン外の請求を行わない料金体系を採用しています。

設備で確認しておきたいこと

ご遺族や参列者は、通夜から翌日にかけて長時間を会場で過ごします。だからこそ、設備の快適さは見落とせません。

メモリードの各斎場は、法事室、プライバシーに配慮した親族控室、ベッドルーム、喫茶コーナー(24時間フリードリンク)を完備しています。遠方から駆けつけたご親族が会場で夜を過ごせるため、宿泊先を手配する負担もありません。

見学の際は、式場の広さと想定人数のバランス、控室から式場への動線、駐車場から入口までの距離や段差を、実際に歩いて確かめてみてください。斎場の見学は無料です。どこの斎場がよいか悩んでいる方には、お近くで最も条件の良い斎場をご提案します。

城南区で費用を抑える3つの方法

費用を無理なく抑えるには、次の3つが現実的です。

第一に、形式と人数を適切に選ぶこと。4つのプランから本当に必要な規模を選べば、飲食・返礼の変動費が抑えられます。祭壇や式場使用料などの固定的な費用は人数で大きく変わりませんが、飲食費と返礼品費は人数に比例するためです。

第二に、市内料金を確実に活用すること。刻の森の火葬料20,000円は、故人の住民票が福岡市にあることが前提です。

第三に、事前相談・事前見積もりを利用すること。時間に余裕があれば内容を落ち着いて比較でき、不要なオプションを避けられます。

なお、葬祭費3万円などの給付金は申請後の振込となるため、葬儀費用の支払い時には手元にありません。「後から戻ってくるもの」と考え、費用そのものは別に用意しておく必要があります。

事前相談という選択

もしものときに慌てないために、事前相談を活用するご家族が増えています。近年は、事前相談を活用したご家族のほうが満足度が高い傾向にあります。

事前相談では、希望する形式、予算の目安、会場(2館のどちらか)、宗教・宗派、連絡範囲、遺影の希望、喪主と役割分担といった項目を整理しておくと、いざというときは確認と最終調整だけで済みます。故人となる方の住民票の所在もあわせて確認しておくと、費用の見通しが正確になります。

事前相談・お見積もりは無料で、その場で契約を求められることもありません。「まだ何も決まっていない」「とりあえず話を聞いてみたい」という段階のご相談も歓迎です。

よくある質問

「福岡市城南区にメモリードの斎場はありますか」という質問には、東油山の油山(2室・ホール2は最大300名・駐車70台)と神松寺の福大通り(1室・2〜30名・最大40名)の2館があるとお答えしています。

「城南区で大人数の葬儀はできますか」という質問には、メモリードホール油山のホール2が60〜100名(最大300名)に対応するとお答えしています。

「城南区で家族葬はいくらからできますか」という質問には、家族葬一日プラン330,000円(税込・1〜30名・告別式のみ)、通夜も行う家族葬二日プラン660,000円(税込)からで、これに火葬料・飲食・返礼・宗教者へのお礼が加わるとお答えしています。

「城南区民の火葬料はいくらですか」という質問には、福岡市葬祭場「刻の森」で福岡市に住民票がある方は大人20,000円、それ以外の場合は70,000円とお答えしています。

「葬祭費はどこに申請すればよいですか」という質問には、城南区役所 保険年金課 給付係(092-833-4121)とお答えしています。

この記事のまとめ

福岡市城南区の葬儀は、規模の性格が明確に分かれた2館を使い分けるのが基本です。ごく少人数(2〜30名)なら神松寺の福大通り、20〜60名なら油山のホール1、そして最大300名の一般葬なら油山のホール2(駐車70台)という整理になります。

費用は4つのプラン(火葬式165,000円/家族葬一日330,000円/家族葬二日660,000円/一般葬880,000円・いずれも税込)に、刻の森の火葬料20,000円と飲食・返礼・宗教者へのお礼を加えた総額で把握しましょう。城南区は刻の森に近く、当日の移動負担が小さいのも利点です。

葬儀後は、城南区役所 保険年金課 給付係での葬祭費3万円の申請を、2年以内に忘れずに行ってください。

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※ホールの収容人数・駐車台数・電話番号はLP記載値、刻の森の火葬料・葬祭費・区役所連絡先は福岡市公式情報(掲載時点)に基づきます。いずれも変更される場合があるため、最新情報をご確認ください。費用相場は一般的な目安であり、実際の費用は条件により変動します。

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