監修:葬儀ディレクター1級 山下聖子

福岡市西区の葬儀・家族葬ガイド|今宿・野方・小戸の斎場と進め方

福岡市西区は、姪浜・小戸から今宿・北崎まで、玄界灘に沿って東西に長く伸びる区です。姪浜・野方といった住宅地、能古島や糸島に近い自然豊かなエリア、そして西都・九大学研都市の新市街と、多様な表情を持っています。

その西区で葬儀に向き合うとき、区の広がりと火葬場までの距離が実務上の要点になります。この記事は、福岡市西区での葬儀・家族葬に特化して、区内3斎場の詳細、費用、火葬場、区役所での手続きまでを解説します。

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福岡市の葬儀・家族葬|メモリード
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福岡市西区の葬儀事情

西区は、姪浜・小戸の市街地から、野方の住宅地、今宿・周船寺・北崎の郊外まで広がる区です。地下鉄空港線とJR筑肥線が東西を結び、糸島市へと連なる生活圏を形成しています。

葬儀の面では、次の3点が西区らしさといえます。第一に、区の東西の広がりです。小戸と今宿では10km以上離れており、生活圏が明確に分かれます。「自宅の近くで見送りたい」という希望に応えるには、区内に複数の会場があることが不可欠です。

第二に、地域のつながりです。郊外エリアでは今も近隣・地域の結びつきが残り、地域の方が参列される葬儀も営まれています。一方、姪浜・西都などの新しい住宅地では家族中心の小規模な見送りが選ばれる傾向にあります。

第三に、火葬場までの距離です。福岡市の火葬場である刻の森は南区桧原にあり、西区からは市内で最も距離のある移動になります。この点は後述するとおり、当日の段取りに直結します。

西区にあるメモリードの斎場

西区には、メモリードの斎場が3館あります。区の東部(小戸)・中部(野方)・西部(今宿)にそれぞれ配置され、区内どこからでも最寄りの会場を選べる構成です。

メモリードホール今宿

項目内容
所在地福岡県福岡市西区今宿東1丁目21-12
電話番号092-802-0983
ホール1収容人数 20名〜100名(最大200名)
ホール2収容人数 5名〜15名(最大20名)
駐車場50台

今宿東の2室構成の会館です。ホール1は20〜100名(最大200名)と西区最大の規模で、地域の方や会社関係を広く招く一般葬にも対応します。一方、ホール2は5〜15名(最大20名)とごく少人数に特化しており、同じ館の中で規模の両極をカバーできるのが特徴です。駐車場50台は西区3館で最大です。

JR筑肥線今宿駅にほど近く、区西部・周船寺・北崎方面、さらに糸島方面からもアクセスしやすい立地です。

メモリードホール野方

項目内容
所在地福岡県福岡市西区野方1丁目22-1
電話番号092-836-6363
ホール1収容人数 15〜30名(最大50名)
駐車場28台

野方の1室型会館です。15〜30名(最大50名)という規模は、家族葬から親族を交えた小〜中規模の葬儀にちょうどよい設定です。区中部の住宅地に位置し、周辺にお住まいの方が通いやすい環境にあります。

メモリードホール小戸

項目内容
所在地福岡県福岡市西区小戸3丁目51-6
電話番号092-400-3636
ホール1収容人数 10〜40名(最大50名)
駐車場9台

小戸の1室型会館です。10〜40名(最大50名)の家族葬向けの規模で、姪浜・小戸エリアにお住まいの方の最寄り会場となります。地下鉄空港線姪浜駅を利用する参列者にも案内しやすい立地です。駐車場は9台のため、車での参列が多い場合は事前に台数をご相談ください。公共交通での参列を案内する、乗り合わせをお願いするなどの調整で対応できます。

西区で家族葬を行うなら

家族葬とは、家族・親族・ごく親しい方だけで執り行う小規模な葬儀です。通夜と告別式を2日かけて行う点は一般葬と同じで、宗教儀礼を省くわけではありません。読経も戒名も、故人らしい演出も、希望すれば通常どおり行えます。異なるのは「参列者を限定する」という一点です。

西区で家族葬に適しているのは、ごく少人数(5〜15名)なら今宿のホール210〜40名なら小戸15〜30名なら野方という使い分けです。いずれも式場貸切のため、他のご家族と重なることなく静かに故人と向き合えます。

会場選びで大切なのは「人数に対して会場が大きすぎない」ことです。広すぎれば寂しい印象になり、狭すぎれば参列者に窮屈な思いをさせてしまいます。想定人数とお住まいのエリアを伝えていただければ、最も条件の良い会場をご提案します。

参列範囲に迷ったら、三親等までの親族(両親・配偶者・子/兄弟姉妹・祖父母・孫/おじ・おば・おい・めい)を目安に、故人が特に親しくしていた友人を加えるかどうかを検討すると整理しやすくなります。家族で「呼びたい人」を書き出してみると、人数が見えて会場も費用も具体的に決められます。

実際に西区でご利用された方からは、交通の便もよく遠方からの親族も無事に集まることができた、料理の手配や控室追加まで柔軟に対応してもらえた、という声が寄せられています。

西区で選べる4つのプランと費用

メモリードの福岡市エリアでは、規模と内容に応じた4つのプランが用意されています(いずれも税込)。

プラン価格(税込)人数・内容
火葬式プラン165,000円面会あり・火葬のみ。通夜・告別式を行わない
家族葬一日プラン330,000円1〜30名・式場貸切・告別式のみ
家族葬二日プラン660,000円1〜30名・式場貸切・通夜あり・告別式
一般葬プラン880,000円30〜1000名・式場貸切・通夜あり・告別式

家族葬二日プランと一般葬プランは、福岡市内最安値基準として案内されています。

福岡市での一般的な費用相場は、家族葬30万〜80万円前後、一般葬80万〜150万円前後、直葬(火葬のみ)15万〜30万円前後、一日葬40万〜70万円程度が目安です。これらのプラン価格に、刻の森の火葬料、飲食・返礼の変動分、宗教者へのお礼が加わって総額になります。

葬儀費用は「葬儀一式費用(祭壇・棺・式場使用料・人件費など)」「飲食接待費用(通夜振る舞い・精進落とし・返礼品)」「宗教者へのお礼(読経料・戒名料・お車代など)」の3つで構成されます。宗教者へのお礼は葬儀社の見積もりには通常含まれないため、総額を考える際は別途見込んでおきましょう。

西区民が使う火葬場——福岡市葬祭場「刻の森」

西区にお住まいの方が亡くなった場合、火葬は南区桧原の福岡市葬祭場「刻の森」(南区桧原6丁目1番1号/092-566-2551)で行うのが基本です。

火葬料は、福岡市に住民票がある方が亡くなった場合、大人(10歳以上)20,000円、小人(10歳未満)10,000円、死産児3,000円です(福岡市公式)。

注意が必要なのが、刻の森を利用できるケースが限定されていることです。福岡市公式では、利用できるのは次の3つの場合に限られると明記されています。第一に、福岡市に住民票がある方が死亡された場合。第二に、市外に住民票がある方が福岡市内で亡くなった場合。第三に、市外に住民票がある方が亡くなり、利用申請者の住民票が福岡市にある場合です。これ以外の場合は刻の森での火葬はできません

第二・第三のケース(その他)では、大人70,000円、小人35,000円と、市内料金の3倍以上になります。西区は糸島市と隣接しており、住民票が市外にあるケースも起こりえます。西区に長くお住まいでも、介護施設への入所などで住民票を移していれば「その他」の扱いになりうるため、故人の住民票の所在は早い段階で確認しておきましょう。

なお、福岡市立火葬施設条例施行規則第5条の規定に該当する場合は、申請により利用料金が減額されることがあります。

西区から刻の森へ——市内で最も距離のある移動

西区で葬儀を行ううえで、最も実務的に重要なのが刻の森までの移動です。

西区(特に今宿・周船寺方面)から南区桧原の刻の森までは、福岡市内でも最長クラスの移動距離になります。都市高速や幹線道路を使うルートが一般的ですが、時間帯によっては渋滞の影響も受けます。

このため西区では、告別式の終了時刻から出棺・移動・到着までを、他区以上に余裕をもって逆算した進行設計が欠かせません。具体的には、告別式の開始時刻を早めに設定する、焼香の進行を効率化する、出棺後の移動ルートを事前に確認しておくといった配慮です。

火葬場へ同行するのは通常、近親者に限られます。長距離の移動になるため、マイクロバスの手配が現実的な選択になることも多く、高齢の方が多い場合は乗り降りしやすい車両を選ぶ配慮も必要です。火葬中は待合室で過ごし、収骨後に会場へ戻って繰り上げ初七日法要と精進落としを行うのが近年の一般的な流れですが、西区の場合は往復の移動時間を含めた一日の設計が特に重要になります。

こうした段取りは、地域の道路事情に通じた専任の葬祭ディレクターが担当します。

西区の葬儀の流れ

ご逝去から納骨までの一般的な流れは次のとおりです。

1日目、ご臨終後にまず葬儀社へ連絡します。24時間365日対応のため、深夜・早朝でも問題ありません。病院や施設からご遺体を搬送し、斎場の安置室またはご自宅へお運びします。並行して菩提寺があれば連絡し、葬儀社と形式・会場・日程を打ち合わせます。死亡届を提出し、火葬許可証の交付を受けます。西区の場合、死亡届の窓口は西区役所 市民部 市民課(西区内浜1丁目4番1号/092-895-7010)です。区西部にお住まいの方は、西部出張所(西区西都2丁目1番1号/092-806-0004)も利用できます。

2日目、納棺を行い、夕方から通夜を営みます。3日目、葬儀・告別式を行い、刻の森へ移動して火葬・収骨、そして精進落としという流れです。

葬儀後は、費用の精算、挨拶まわり、各種手続き、法要・納骨へと続きます。

西区ならではの3つの視点

西区で葬儀を行う際、特に意識しておきたい点を整理します。

第一に、区内での「地区の近さ」です。小戸・野方・今宿は東西に離れており、ご遺族は打ち合わせから当日まで何度も会場へ足を運びます。自宅からの近さは想像以上に負担を左右するため、最寄り館を軸に検討しましょう。

第二に、駐車場の確認です。今宿50台・野方28台・小戸9台と館によって差があります。車での参列が中心となる郊外エリアでは、想定台数と会場の駐車能力を照らし合わせることが欠かせません。台数が限られる場合は、乗り合わせのお願いや公共交通の案内を訃報に添えると当日の混乱を防げます。

第三に、火葬場までの移動時間です。前述のとおり西区は刻の森から遠いため、当日の進行に余裕を持たせる設計が必要です。この点を最初から見込んで日程と時刻を組める葬儀社に相談することをおすすめします。

西区で受け取れる給付金

葬儀後には、受け取れる給付金があります。

故人が福岡市の国民健康保険に加入していた場合、葬儀を行った人に葬祭費として30,000円が支給されます(福岡市公式)。葬祭を行った日の翌日から2年を過ぎると支給されませんのでご注意ください。

申請に必要なものは、亡くなった人のマイナ保険証(健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカード)または資格確認書のいずれか1点、葬祭を行った人を確認できるもの(埋火葬許可証や会葬礼状など)、葬祭を行った人の預金通帳、葬祭を行った人の本人確認書類(顔写真付きの公的証明書1点、または資格確認書・年金手帳・住民票など2点)です。

申請・問い合わせ先は、亡くなった方がお住まいだった区の区役所です。西区の場合は西区役所 保険年金課 給付係(西区内浜1丁目4番1号/092-895-7089)となります。区西部にお住まいの方は、西部出張所 給付係(092-806-9433)でも手続きできます。区域が広い西区では、この出張所の存在が移動の負担軽減につながります。

このほか、後期高齢者医療制度の場合も福岡県内で3万円、故人が社会保険に加入していた場合は埋葬料5万円(全国一律)が支給されます。いずれも申請が必要で、自動的には支給されません。

西区で葬儀社を選ぶときの視点

葬儀社選びで確認したいのは、次の5点です。

第一に、料金体系の明確さ。葬儀費用は不透明になりがちで、追加費用が発生してトラブルになるケースもあります。事前に見積もりを取り、総額費用がわかりやすいかを確認しましょう。

第二に、24時間365日のサポート体制。葬儀は突然の出来事です。夜間や休日でも安心して連絡できる体制があるかは重要です。

第三に、実績と専門性。厚生労働省認定の「1級葬祭ディレクター」が在籍する葬儀社は、式の進行から遺族への心配りまで高い水準で対応できます。

第四に、地域の道路事情への理解。西区では刻の森までの移動時間を見込んだ進行設計が不可欠です。地元での実績が豊富な葬儀社であれば、この段取りを任せられます。

第五に、自社斎場を持っているか。自社斎場であれば、貸ホールのように利用時間に縛られることなく、ご家族のペースでゆっくりとお別れができます。

メモリードは創業58年の歴史を持ち、厚生労働省認定の1級葬祭ディレクターが190名以上在籍。福岡エリアに17斎場を展開し、ご依頼前に総額を明示してプラン外の請求を行わない料金体系を採用しています。

設備で確認しておきたいこと

ご遺族や参列者は、通夜から翌日にかけて長時間を会場で過ごします。だからこそ、設備の快適さは見落とせません。

メモリードの各斎場は、法事室、プライバシーに配慮した親族控室、ベッドルーム、喫茶コーナー(24時間フリードリンク)を完備しています。遠方から駆けつけたご親族が会場で夜を過ごせるため、宿泊先を手配する負担もありません。

見学の際は、式場の広さと想定人数のバランス、控室から式場への動線、駐車場から入口までの距離や段差を、実際に歩いて確かめてみてください。斎場の見学は無料です。どこの斎場がよいか悩んでいる方には、お近くで最も条件の良い斎場をご提案します。

西区で費用を抑える3つの方法

費用を無理なく抑えるには、次の3つが現実的です。

第一に、形式と人数を適切に選ぶこと。4つのプランから本当に必要な規模を選べば、飲食・返礼の変動費が抑えられます。祭壇や式場使用料などの固定的な費用は人数で大きく変わりませんが、飲食費と返礼品費は人数に比例するためです。

第二に、市内料金を確実に活用すること。刻の森の火葬料20,000円は、故人の住民票が福岡市にあることが前提です。糸島市など市外に住民票がある場合は70,000円となるため、事前の確認が重要です。

第三に、事前相談・事前見積もりを利用すること。時間に余裕があれば内容を落ち着いて比較でき、不要なオプションを避けられます。

なお、葬祭費3万円などの給付金は申請後の振込となるため、葬儀費用の支払い時には手元にありません。「後から戻ってくるもの」と考え、費用そのものは別に用意しておく必要があります。

事前相談という選択

もしものときに慌てないために、事前相談を活用するご家族が増えています。葬儀は、ご逝去から数日のうちに通夜・告別式・火葬と一気に進みます。慌ただしい中で初めて葬儀社を探すと、比較検討する時間が取れず、結果として「もっと良い選択肢があったのに」と後悔されるご家族も少なくありません。

事前相談では、希望する形式、予算の目安、会場(3館のどれか)、宗教・宗派、連絡範囲、遺影の希望、喪主と役割分担といった項目を整理しておくと、いざというときは確認と最終調整だけで済みます。西区の場合、故人となる方の住民票の所在参列見込みの車の台数もあわせて共有しておくと、当日の段取りが具体的になります。

事前相談・お見積もりは無料で、その場で契約を求められることもありません。

よくある質問

「福岡市西区にメモリードの斎場はいくつありますか」という質問には、今宿(2室・最大200名・駐車50台)、野方(1室・最大50名・駐車28台)、小戸(1室・最大50名・駐車9台)の3館があるとお答えしています。

「西区で大人数の葬儀はできますか」という質問には、メモリードホール今宿のホール1が20〜100名(最大200名)に対応し、それを超える規模の場合は市内の他区の大型会場もご提案できるとお答えしています。

「西区で家族葬はいくらからできますか」という質問には、家族葬一日プラン330,000円(税込・1〜30名・告別式のみ)、通夜も行う家族葬二日プラン660,000円(税込)からで、これに火葬料・飲食・返礼・宗教者へのお礼が加わるとお答えしています。

「西区民の火葬料はいくらですか」という質問には、福岡市葬祭場「刻の森」で福岡市に住民票がある方は大人20,000円、それ以外の場合は70,000円とお答えしています。

「葬祭費はどこに申請すればよいですか」という質問には、西区役所 保険年金課 給付係(092-895-7089)または西部出張所 給付係(092-806-9433)とお答えしています。

この記事のまとめ

福岡市西区の葬儀は、東西に長い区域に配置された3館(今宿・野方・小戸)から最寄りを選ぶのが基本です。ごく少人数なら今宿ホール2、家族葬なら小戸や野方、最大200名の一般葬なら今宿ホール1という使い分けができます。

費用は4つのプラン(火葬式165,000円/家族葬一日330,000円/家族葬二日660,000円/一般葬880,000円・いずれも税込)に、刻の森の火葬料20,000円と飲食・返礼・宗教者へのお礼を加えた総額で把握しましょう。西区は刻の森まで市内で最も距離があるため、移動時間を見込んだ進行設計が何より重要です。

葬儀後は、西区役所 保険年金課 給付係(または西部出張所)での葬祭費3万円の申請を、2年以内に忘れずに行ってください。

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※ホールの収容人数・駐車台数・電話番号はLP記載値、刻の森の火葬料・葬祭費・区役所連絡先は福岡市公式情報(掲載時点)に基づきます。いずれも変更される場合があるため、最新情報をご確認ください。費用相場は一般的な目安であり、実際の費用は条件により変動します。

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